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寒波続きのなかの大みそか、三条市で年末年始用品を売る恒例の歳末臨時市場(2005.12.31)
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大みそかの31日、三条市は二・七の定期市の行われる北三条駅西側の中央市場で恒例の歳末臨時市、通称「歳の市(としのいち)」を開き、年末年始用の刺身や花を買い求める客でにぎわった。
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31日、三条市の中央市場で開かれた歳末の臨時市
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午前5時ころから昼過ぎころまで開き、鮮魚、花、しめ縄、もち、豆腐、果物など年越しの食材や正月用品を販売する29店が出店。ことしは早い時期からの積雪で、野菜やマツ、ユズリハなどを販売する農家の出店が少なく、昨年より4店少なかった。
歳末市の出店受け付けは22日に二・七の定期市後に行う予定だったが、新潟大停電が発生する大荒れの天気だったため、27日に延期した。
歳末市の日も三条市消防本部の観測で午前9時の気温は0.4度。近年は雪がないことが多い時期だが、積雪は26センチあり、雪景色を横目に懐かしささえ覚える寒波のなかでの歳の市となった。
寒波は商品の価格にも影響し、生鮮品は昨年に比べて高め。海がしけて漁に出られない日も多く、鮮魚を売る店では、昨年は2,500円くらいだったタコの足1本がことしは3,000円から3,500円と話していた。
とはいえ、高いからといって正月用品を先延ばしすることはできなず、買い物客は「おいしいとこ、ちょうだい」と頭のなかにリストアップした商品を買いそろえいていた。
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