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三条市、12月1日からグリーンスポーツセンターの利用再開などでクマ騒動収束へ(2006.12.1)
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三条市と三条市教育委員会は、クマの目撃情報が相次いだことから利用を中止していた三条市グリーンスポーツセンターなど一部の利用を12月1日から再開する。クマは冬眠の時季を迎え、近年になく相次いだ三条市のクマ出没情報もめっきり減ってクマ騒動は収束へ向かっている。
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12月1日、利用を再開する三条市グリーンスポーツセンター(三条市HPより)
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この秋は10月中旬ころから下田地区をはじめ三条地区でも近年になく数多いクマの目撃情報があったため、三条市は公共施設の利用の中止などの被害予防の措置をとった。
クマの目撃情報があった付近のグリーンスポーツセンター、大崎山公園、保内公園の一部、下田野球場、中浦ヒメサユリ森林公園のテントサイトとバンガローを11月30日まで利用中止とし、10月30日に新潟市の女性がクマに襲われてけがをした笠堀ダムの遊歩道も閉鎖した。
三条市への目撃情報などは11月17日を最後に届いておらず、落ち着いていることなどから、三条市グリーンスポーツセンターなど一部の施設では予定通り30日で利用中止を解除し、翌12月1日から利用を再開する。
大崎山公園も利用を再開するが、遊歩道は引き続き立ち入り禁止、保内公園は山側の閉鎖区域を縮小することにした。
中浦ヒメサユリ森林公園のテントサイトとバンガローの利用期間は12月いっぱいまでだが、冬場に向かうことと大事をとって今期はこのまま閉鎖とし、利用再開は来年4月から。下田野球場は12月1日から3月31日まで冬季閉鎖期間となるのでそのまま閉鎖。笠堀ダムの遊歩道は、近いうちに立入禁止を解除する方向で検討している。
市ホームページには、今春から最終の情報が寄せられた11月17日までに下田地区92件、三条地区15件の目撃及び捕獲情報を掲載している。今秋、市内で捕獲されたクマは、下田地区10頭、三条地区2頭の計12頭だった。
三条市では、一部の施設の利用は再開するが、クマが冬眠したかどうかの確認はとれないため、絶対に安全というわけではないので今後も引き続き注意していく考えで、市民にも注意を呼びかけている。
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