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初雪の三条市民球場のしみん朝市で大感謝祭、とん汁とナメコ汁をふるまう(2006.12.3)
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三条市民球場で毎週日曜に開かれている「しみん朝市」の出店者でつくる「しみん市仲間の会」(湯沢秀会長・27人)は、年内の最終営業日10日を前に3日、一年の感謝の気持ちを込めた「大感謝祭」として客にとん汁とナメコ汁を無料でふるまった。
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3日のしみん朝市、雪降る寒波のなかで湯気の上がるとん汁、ナメコ汁に自然と笑顔があふれる
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初雪を観測したこの日、明け方の最低気温は午前7時の0.6度(三条市消防本部観測)の厳しい冷え込み。出店者は午前7時の開店時間を前に暗いうちから、持ち寄った新鮮な野菜をたっぷりと使ったとん汁とナメコ汁を準備した。
午前7時の開店時間には、雪の降るなか長靴やダウンジャケットなど冬支度の買い物客が訪れ、ダイコン、キャベツ、ハクサイ、ナガイモをはじめ、洋ナシ「ル・レクチェ」、キノコ、漬け物、パンなど地元の新鮮な農産物や加工品を買い求めた。
買い物を終わるとお待ちかね、あったかいとん汁やナメコ汁のサービスに舌鼓。「体があったまるて〜、おいしい」とあいにくの寒波がおいしさを倍増させていた。
大崎方面から来た主婦は、年内はあと一回で終わりと聞いて「残念だね。また、春になったら開いて」。その温かい声に出店者は「ありがとね」と笑顔で答えていた。
しみん市は一昨年6月、三条市厚生会館を会場に旧三条市が試行的に開いた生産者直売の露店市。間もなく7・13水害が発生、一時的に中断したが、水害被災者に元気を取り戻してもらえたらと同年9月から月岡地内に建設された仮設住宅に近い市民球場の敷地内に会場を移して再開した。
昨年からは「しみん市仲間の会」が運営し、ことしも6月から開いてきた。近くの団地や市街地からも車で訪れる人が多く、仮設住宅がなくなってからも客数にそれほど変化はなかった。年内の営業は次回10日で終わるが、来年の開催は今後、検討する。
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