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仮設住宅から三条市条南小に移植されたモミの木を児童が飾りつけ、12日からイルミネーション点灯 (2006.12.9)
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7・13水害の仮設住宅に植栽されていたモミの木を譲り受けた三条市立条南小学校(丸山修校長)では、8日までに児童会が中心となってモミの木にクリスマスの飾り付けを行い、12日からイルミネーションを点灯する。
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条南小学校中庭に仮設住宅から移植されたモミの木の飾り付けを終わった児童ら
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モミの木はもともと、一昨年冬に燕三条青年会議所が三条市内6カ所の仮設住宅に植栽し、入居者の心に火をともすクリスマスツリーになればとイルミネーションで飾った。
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飾り付けに集中する児童
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最後にクリスマスカードを下げて完成
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仮設住宅の取り壊しに伴って、ことし7月にモミの木の希望者を募り、うち1本を同小学校が譲り受け、中庭に移植したもの。イルミネーションのための電気工事はPTAが協力し、6日に児童会の青葉委員会(古川圭汰委員長・14人)が中心となって児童約30人がモミの木に星やベルを飾り付けた。
8日は昼休みに飾り付けの最終作業を行った。クリスマスにちなんだイラストとともに「条南おもいやりのもみの木」を1文字ずつ紙に書き、12枚をつなげたメッセージカードを脚立に上って木のてっぺんから下げたら完成だ。
7・13水害で同校は中心的な被災地で、床から160センチの高さまで水が上がった。飾り付けに参加した児童は、「モミの木を見ていると元気になる」、「仮設住宅にいた人にも見に来てほしい」、「イルミネーションがついたら見に来たい」と、当時のさまざまな記憶を思いだしていた。
飾り付けを終わると「鬼ごっこするひと〜!」と元気に走り出し、大きなクリスマスツリーに変身したモミの木を除いて、いつもの昼休みに戻っていた。イルミネーションは毎日午後4時から8時まで点灯する。
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