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加茂市で矢立調整池と加茂市側受水施設が竣工、加茂市の水道水は粟ヶ岳水系に一本化 (2006.12.21)

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加茂市は21日、三条地域水道用水供給企業団の矢立調整池と加茂市側受水施設の竣工式を開き、通水を開始した。これまで信濃川から取水していた天神林浄水場から配水を受けていた加茂市須田、下条地区などの水道水が、同企業団からの供給に代わる。

21日天神林浄水場で行われた矢立調整池と加茂市側受水施設の竣工式

21日天神林浄水場で行われた矢立調整池と加茂市側受水施設の竣工式

加茂市には、加茂川水系から取水する粟ヶ岳ふもとの宮寄上浄水場と信濃川から取水する天神林浄水場の2つがあり、そのほかに三条市下田地区の大谷ダムから取水する同企業団から水道水を供給している。

今回の施設の完成は、須田、下条地区などに配水していた天神林浄水場からの供給に代えて、同企業団から供給した水を配水するもので、今後は市全域で粟ヶ岳山系からの水が供給されることになった。

通水スイッチを押す小池加茂市長

通水スイッチを押す小池加茂市長

加茂市内の水道水は、これまで同企業団供給が約3割、加茂市の宮寄上浄水場と天神林浄水場で約7割を供給していたが、同施設の完成に伴って企業団からの供給が5割ていどになる見込み。天神林浄水場は運転を続けるが、夏場などの需要が増える時期のための補助的な役割になる。

このほど完成した同企業団の矢立調整池は、これまで天神林浄水場からの水を受水していた加茂市矢立配水池に隣接する。平成13年度から18年度事業として建設され、事業費は約503,000,000円。また、あわせて完成した加茂市受水施設は、矢立調整池と矢立配水池を結ぶ流入管、配水管、電気設備などの施設で事業費は約77,000,000円。

この日、午前10時から天神林浄水場で行った竣工式には、小池清彦加茂市長、三条地域水道用水供給企業団企業長の国定勇人三条市長をはじめ、同企業団関係者や市関係者など40人余りが列席。小池加茂市長、国定企業長など12人でテープカットを行った。続いて、小池市長が通水スイッチを押し、同企業団矢立調整池と市矢立配水池の間の通水をスタートした。同企業団からの水が須田、下条地区などの家庭に届くのは翌22日からになる。