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日本損害保険協会が三条市に県内へ5台目の高規格救急車を寄贈 (2006.12.25)

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三条市消防本部(小柳喜久夫消防長)は、25日午後1時半から同本部で(社)日本損害保険協会寄贈高規格救急自動車受納式を行い、同協会(石原邦夫会長)から最新鋭の高規格救急車1台の寄付を受けた。

国定市長(右)に三条市に寄付する高規格救急車のゴールデンキーを手渡す伏見洋之日本損害保険協会関東支部新潟損保会会長(左)

国定市長(右)に三条市に寄付する高規格救急車のゴールデンキーを手渡す伏見洋之日本損害保険協会関東支部新潟損保会会長(左)

日本損害保険協会は、自動車事故の被害者救済支援事業の一環で、1971年から自動車損害賠償責任保険(自賠責)の運用益を活用して全国の自治体に救急車を寄付している。

91年以降はより高度な救急医療機器を装備した高規格救急車を寄付し、今年度までに186台の高規格救急車を寄付している。

三条市消防本部に納入された日本損害保険協会寄贈の高規格救急車

三条市消防本部に納入された日本損害保険協会寄贈の高規格救急車

今年度は寄付は11台で、うち1台を三条市に贈ったもの。新潟県内への寄付はこれで5台目で、同協会事務局によると三条市に贈った標準仕様タイプの価格は約2,500万円。

受納式には、日本損害保険協会関東支部新潟損保会から伏見洋之会長ら3人と国定勇人三条市長、小柳消防長をはじめ消防職員ら50人余りが出席した。

伏見会長は、三条市は一昨年の新潟福島豪雨被害と中越地震で救急車は消耗が激しかったと聞いていると話し、同協会に救急車の寄付が「地域の救急救命活動に大いにお役に立つことを祈念しております」とあいさつして国定市長に目録とゴールデンキーを手渡した。

車内は国定市長が立ったままでもヘッドスペースに余裕の広々空間

患者室内は国定市長が立ったままでもヘッドスペースに余裕の広々空間

寄贈した高規格救急車は、フルタイム4WDのガソリン車。主要資器材など装備品は新型だが内容はこれまで同本部にある高規格救急車と変わらないが、車両サイズはひと回り大きい。とくに患者室内が拡大し、身長180センチ近い人でも車内で真っすぐ立てる高さで、幅や長さに加えてドアの開口部も広がった。

現在、三条市は三条、栄、下田地区に各1台の高規格救急車が配備しており、寄付を受けた車両は三条消防署に2台目の高規格救急車として配備し、救急資器材の取り扱いを訓練してから運用を開始する。