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国定三条市長が公約にした市民との「ふれあいトーク」が大面小学校区から始まる (2006.12.27)
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国定勇人三条市長が市民と直接懇談する「ふれあいトーク」が26日、栄地区のあいあい保育所から始まり、大面小学校区の市民50人余りが参加して、市政に対して地域に密着した意見や疑問を次々と国定市長に投げかけた。
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27日あいあい保育所で開かれた皮切りの「ふれあいトーク」
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ふれあいトークは、国定市長の公約のひとつ。直接、市民の意見を聞いて市政に反映させよるのがねらいで、市内24の小学校区単位で順番に開くほか、市内の市民活動団体やPTAなど5人以上のグループからの依頼があれば開く。
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ござに座って国定市長の考えを聞く市民
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26日はその皮切り。午後7時に開会し、国定市長が三条市の財政や重点政策の現状を報告、自身の市政に対する思いを述べたあと参加者の声を求めると、14人が意見や質問を述べ、8時の終了予定のところ1時間近くオーバーする活発な意見交換となった。
参加者の話すテーマは多岐にわたった。大雨であふれる地元大面川の抜本的な対策、進行中の東西道路の工事で信越線の踏切がどうなるかをJRと十分に協議して地元に知らせてほしい、新設されるしらさぎ荘への地元特産コーナー設置の要望、積雪時の大面小学校近くの通学路確保など、地域に密着した話題が続いた。
さらに、隣接する見附市内の工業団地への道路アクセスを良くすれば住居地域としての可能性が広がるという提言や、全市レベルで保育所民営化の必要性、文化会館建設の考え、小中学校の学区編成についての考えを聞かせてほしいと求める発言もあった。
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顔を汗で光らせて話す国定市長
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国定市長は即答が難しく、持ち帰って検討すると答えることも多かったが、市民の声をメモに取り、「貴重なご意見ありがとうございます」、「おっしゃることはよくわかりますが、現状では難しい。しかし、そういった意見のあることは受け止めておく」と、一つひとつ誠実に答えた。
会場が暖かかったこともあるが、閉会して市民を見送る国定市長の顔は汗びっしょり。「聞けてよかったと思うのがいくつもあった。こうやって積み重ねていかなければならないとあらためて感じた」と手応えを感じていた。
年配の人の参加が目立ったが、小学校PTAや若い女性からの質問もあり、「今後もいろんな世代の方に参加してもらい、意見を聞かせてほしい」と話していた。
次回は、1月29日に笹岡小学校区を対象に同小学校で、翌30日は三条小学校区を対象に三条市中央公民館でそれぞれ午後7時から開き、2月末までに10カ所で開く。問い合わせは三条市地域振興課(電話:0256-34-5511、内線308)へ、「ふれあいトーク」開催の申し込みは同課のほか、栄、下田のサービスセンター総務課にある申込書か電話で申し込む。
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