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小池加茂市長、救命救急センター設置や県立加茂病院移転改築で県知事に要望書提出で会見(2006.12.28)
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小池清彦加茂市長は28日行った会見で、前日27日に泉田裕彦県知事宛に救命救急センターの設置や県立加茂病院の移転改築を求める要望書を提出したことを発表、県央地域の救命救急センターの設置は「今回を契機に大きく進展をみせるだろう」と自信を示した。
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救命救急センター設置や県立加茂病院移転改築で県知事に要望書を提出したことで会見する小池加茂市長
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泉田知事に提出した要望書は、「救急救命センターの設置と県立加茂病院の移転改築について」をはじめ、加茂病院の産科再開、産科集約、診療科目の充実についての4つ。
救急救命センターでは、加茂市をはじめとする県央地域の医療の拠点として、建設から36年で老朽化が進む県立加茂病院の移転改築とあわせた救急救命センターの併設を要望。あわせて移転先は、2月にも小池市長が公表した加茂市下条中谷地内に建設中の国道403号バイパスの隣接地を最適地として、検討を求めた。
要望書は27日、泉田知事の都合がつかなかったので関根副知事に渡したが、同日中に医薬国保課長補佐を通じて泉田知事から「今度は、2次医療圏の(県央)地域でまとまってきてくれ」との、的確な言葉をもらったと話した。
小池市長は、佐渡は別として県内で救急救命センターの設置が具体化していないのは県央地域だけで、救命救急センターは設置者の県がイニシアチブをとって検討体制の中に関係首長が入り、県が進めなければ進まず、「一日も早く、(県央地域)5市町村長が大急ぎで知事にお願いし、県が中心となって検討を進めるべき」とした。
先に5首長が顔をそろえた県央広域市町村圏協議会のあと、救命救急センターの話をしたなかで、大方の首長が一刻も早く県に行かなければならないと話していたとのところで、年明けの早いうちにほかの4首長に泉田知事の言葉を伝え、話をするとした。
また、要望書で示した建設候補地について、「わたしは適地だと思うが、この場所にこだわるわけではない。とにかく検討を始めることが大事」と、すぐに県とともに検討に入る重要性を強調。「ただ、加茂市のここ(候補地)は、最適な場所のひとつであり、客観的にみていただいてご検討いただきたい」と話していた。
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