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三条市で災害時用のテレビ会議システムを使って初めて部会長会議 (2006.12.29)
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三条市は28日、災害発生時を主目的に導入した光ケーブルネットワークによるテレビ会議システムを使った初めて部課長会議を開き、三条、栄、下田の3庁舎の会場を互いにモニターに映し、各庁舎にいながらにして会議を進めた。
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28日、初めてテレビ会議システムを使って行われた三条市の部課長会議
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各庁舎に大型モニターとカメラを設置し、モニターに3庁舎の映像を並べたマルチ画面を映し、音声を流して行った。
同システムは、防災訓練のほかに、前市長時代に1度だけ試験的に庁議に使ったが、部課長会議での利用は初めて。これまでは栄、下田庁舎の関係部課長が三条庁舎に出向いて行っていた。また、三条庁舎の会議室のスペースの都合でこれまでの出席は48人だったが、この日は3庁舎合わせて64人が参加した。
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モニターに映しだされた各庁舎の会議会場の映像
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一昔前の衛星通信を利用したテレビ会議は、電波が衛星を往復するため、映像が音声の遅れが大きく、会話がぎくしゃくしていたが、光ケーブルではタイムラグをほとんど感じさせず、参加した職員にはスムーズにやり取りできたと好評だった。
同システムは、平成17年度に合併に伴う広域行政ネットワーク事業のコンテンツのひとつ。広域行政ネットワーク事業は、三条、栄、下田の各庁舎をはじめ、三条市の公共施設を光ケーブルでつないだ地域公共ネットワークの整備を行ったもの。旧三条市では、平成13年度に同様の事業を行っていたが、昨年の合併に伴い、栄、下田地区にもネットワークを広げた。
テレビ会議システムの構築は、災害発生時など緊急時に1カ所に集まれないような場合に活用するのが目的で、国定勇人市長が情報政策課長時代に提案し、約500万円で導入した。
いざというときに使い方がわからないというのでは困るので、ふだんから日常的に運用するのが必要と、この日の会議で使った。出席者が三条庁舎へ集まる時間やガソリン代の節約にもなり、ふだんからなるべくシステムを活用してゆく考えだ。
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