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9日夜は放射冷却現象で厳しい冷え込み、三条市は21年ぶりに−10度を下回る−12.5度を記録(2006.1.10)
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放射冷却現象で9日夜から10日明け方にかけて厳しい冷え込みとなり、三条市ではこの冬最低の−10. 5度を記録。昭和60年に−12.5度を観測して以来、実に21年ぶりの−10度を下回る強烈な冷え込みだった。
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10日朝の三条市林町2地内、用水路の縁に残る足跡はしみわたりの跡か
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三条市消防本部の観測では、9日午後11時55分に−10.5度を観測。翌10日の毎正時の観測では、明け方までの最低は午前3時の−9.7度で、通勤時間帯の午前8時でも−4.7度の冷え込みだった。
同本部が元町から今の西裏館3へ移転した昭和47年以降の観測記録では、最低は昭和60年1月27日の−12.5度に次ぐ低温記録。もっとも、移転以前は−10度を下回る年があった。
三条市内では、流れのある用水路でも部分的に氷が張るところがあった。また、三条市水道局には朝から水道が凍結したと市民から問い合わせがあり、蛇口の部分に湯をかける、湯でぬらしたタオルを巻まきつけるなどの対応を求めていた。
ただ、この近年にない厳しい寒波も間もなく一服となりそうだ。新潟地方気象台の10日午前5時発表の週間予報によると、今週末は冬型の気圧配置が緩み、気温が平年より高くなり、雨の日もある見込みだ。スコップも歯が立たないほどガチガチに凍った雪を始末するには、今週末がチャンスとなりそうだ。
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