三条市公立保育所民営化検討委員会を設置(2006.1.11)

三条市は、公立保育所の民営化を検討し、その実施計画の策定を目的に10日、三条市公立保育所民営化検討委員会を設置し、第1回委員会を開いた。

10日開かれた三条市公立保育所民営化検討委員会の第1回委員会

社会情勢の変化や市の厳しい財政を背景に、民営化や統廃合する公立保育所の選定基準、民営化された保育所を経営する法人の募集条件や選考基準、公立保育所の民営化等実施計画について、月2回のペースで委員会を開いて検討するもの。

委員は学識経験者2人、三条、栄、下田の各地区の自治会長協議会副会長3人、三条市民生児童委員協議会3人、公立の三条、福多、笹岡の3保育所の父母の会役員4人、一般公募市民1人の計13人で構成、任期は3月31日まで。

第1回委員会では、委員に委嘱状を交付し、委員長に学識経験者の寺川悦男新潟中央短期大学学長、副委員長に白鳥友宜三条地区自治会長協議会副会長を決め、まず、事務局から現状を聞いた。

事務局は、合併前の3市町村で策定した民営化基本方針や統合化計画、公立26、私立6の32保育施設のうち78%が建築から20年以上になること、公立保育所には厳しく民営保育所には手厚い方向へ向かう国の制度の動向などを説明した。

委員は、4月1日に「ひまわり保育園」の名称で民営化される三竹保育所の民営化の経緯をはじめ、民営化後の保育料、国の政策の今後の見通しなどで活発に質問し、予定時間を30分ほどオーバーして閉会。次回は保育施設を訪れ、実際の施設の環境などを見る。