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三条市の二七の定期市に小正月の風物詩、繭玉飾りを売る露店(2006.1.12)

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12日開かれた三条市の二七の定期市で、ことしも小正月の風物詩、繭玉(まゆだま)飾りを売る露店が出店し、タイや宝船をかたどった色とりどりの縁起物が並んだ。

12日の三条市の二七の定期市で繭玉を売る遠藤さん

12日の三条市の二七の定期市で繭玉を売る遠藤さん

繭玉は、その年の豊作を祈願する祝行事で、今は商売繁盛や家内安全、子どもの合格祈願のためにと買い求める人が多い。繭玉はもち米を原料に食紅で色をつけ、縁起物を形作る。

定期市で繭玉飾りを販売するのは、新潟市白根地区の遠藤誠さん。月潟地区で製造される繭玉飾りを販売して数十年、三条市の定期市には年明けとともに出店する。

赤、ピンク、黄、緑などに着色された米俵や小判、ちょうちん、タイなどがずらり。このところの厳しい冷え込みが和らいだ12日は、市場も活気にあふれ、そのなかで繭玉の鮮やかな色どりはひときわ買い物客の目を集めていた。

遠藤さんの話では、幼稚園や保育所で飾る繭玉を買いに子どもたちがそろって買いに来ることもあり、ことしは三条で3つ、燕でも1つの幼稚園や保育所が買い物に来たと言う。

全体の売れ行きは「去年は雷のなる大荒れで客足もまばらだったけど、きょうはまあまあ」と顔をほころばせていた。