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新燕市の市長選に高橋燕市長が出馬表明(2006.1.14)
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燕市の高橋甚一市長(70)=燕市仲町=は、14日午前11時から燕市・萬会館で会見し、3月20日に燕、吉田、分水が合併して誕生する新燕市の市長選挙へ立候補することを正式に表明した。
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14日、新燕市出馬で記者会見する高橋燕市長
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選挙戦には、責任者に和平寅夫氏、会計に田中正勝氏、青柳芳郎氏が選対本部長的な役割を務めるこれまで通りの体制でのぞむが、会見は高橋市長1人で行った。
高橋市長は、燕・吉田・分水合併協議会の会長を務め、新市に対する思いや希望を強く受け止めてきたとし、「それらのことを実現することが私の責務であり、私がその適任者であると考え、立候補を決意した」と述べた。
出馬の決意に至る経緯については、一昨年9月の市長選当選後の会見で「合併が成就できたら若い優秀な方に出ていただけるなら出馬しない」との考えを示した通り、12月末まではほかの立候補を待ったが、出馬の動きがなかったため、正月休みに幹部に相談し、「ぜひ、やれ」と力強い言葉をもらったとして、出馬の決意を固めたと説明した。
今後、若手の出馬があったらという質問には「今、発表したあとは、どなたが出られても最後まで貫く」と後戻りはしない決意を示した。
12月まで若い後継者の擁立も考えたが、「優秀な人も大勢いらっしゃるが、わたしでも不安に思っているような3つの市町の合併であり、新人では無理があるのでは」、「わたしのように9年3カ月の経験と人脈、まとめ方などを利用したら、新市にとってベター。この立場(新市長)になろうとすると、わたし以上の人はいないと自負している」と自信も示した。
すでに合併市町の首長、議長にはあいさつに行って出馬の意向を伝えた。泉光一吉田町長は「少なくとも4年間、この大きい舞台はあなたからやってもらわなければだめだ」と以前から支援を受けていると話した。
公約に「産業振興」、「効率的でスリムな行政運営」、「高度な住民サービス」などを揚げた。キーワードは、人づくり、ものづくり、自然を生かした町づくりとし、合併後、いち早く3市町の融和を図り、合併の新市建設計画に盛り込まれたものを含め、独自の産業振興政策や福祉の政策なども加えたマニフェストを制作し、燕市長としての実績と新市の未来像を示して新市住民にアピールする。
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