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県の消防団応援要請で三条市消防団が上越市へ今冬2回目の除雪派遣(2006.1.16)
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三条市の三条、栄、下田の3消防団は15日、今冬2回目となった県の豪雪に伴う消防団応援要請を受けて団員40人を災害救助法の適用を受けた上越市へ派遣し、丸一日かけて要援護者世帯の除雪作業などを行った。
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上越市の旧吉川町で雪処理作業を行う三条市消防団団員(三条市消防本部撮影)
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記録的な豪雪で県は。要援護世帯の除雪作業に対する県の広域支援体制の一環として、県内の消防団に災害救助法適用市町村の除雪作業を応援要請しており、三条市消防団の派遣は1月11日に湯沢町で作業したのに続いて2回目。同消防団は、過去に加茂市の水害で応援したことはあるが、大雪での派遣はおそらく今冬が初めて。
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軒先に届く積雪
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この日は、三条市三条消防団19人、同栄消防団11人、同下田消防団10人の団員40人を派遣し、三条市消防本部職員5人も同行。午前7時半にスノーダンプやスコップなどをマイクロバスに積み込んで同本部を出発、上越市の旧吉川町で作業した。
派遣先は、住民のほとんどが高齢者の6世帯が寄り添う山間の集落で、要援護者の住宅2棟と地域の集会所1棟、共同作業所1棟の計5棟で午前9時半から午後3時まで作業。屋根は、かやぶきにトタンを張ってあって雪下ろし作業はあまりなかったが、屋根から落ちた雪は軒先に届くほど積もっており、その雪を除雪、排雪した。
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付近の道路はまさに雪の壁
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1回目に作業した湯沢町の積雪は約3.5メートルあったが、今回は約2メートル。同本部の話では、派遣先までの道路は除雪が行き届き、積雪は湯沢町より少なかったが、雨で雪が締まって重さは逆に2倍にも感じたと言う。また、手伝いに出た地区の人から感謝され、気持ちよく作業できたと話している。
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