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2月4、5の2日間、三条市中央公民館で市民パワーを結集しての歌劇「ヘンゼルとグレーテル」上演(2006.1.17)
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三条オペラ2006実行委員会(西村邦明実行委員長)は、2月4、5の2日間、三条市中央公民館で歌劇「ヘンデルとグレーテル」を上演。中央で活躍する歌手2人もゲストに迎え、三条市民を中心に裏方も地元の団体が担い、まさに市民手づくりの舞台芸術を披露する。
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15日に三条市中央公民館で行われた三条オペラ2006実行委員会主催歌劇「ヘンデルとグレーテル」の通しげいこ
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4日は午後6時、5日は午後2時の開演で、フンパーティング作曲の歌劇「ヘンゼルとグレーテル」全3幕を上演する。グリム童話の同名の原作を子ども向けに書き改めたもので、歌だけでなく節のないせりふも多く、子どもからおとなまで気軽に楽しめる内容という。
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歌劇「ヘンゼルとグレーテル」のポスター
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芸術監督・指揮は、熊川哲也主宰Kバレエカンパニーの音楽監督も務める磯部省吾さん。演奏は三条オペラアンサンブルが担当、ピアノ、バイオリン、チェロ、クラリネット、フルートの構成だ。
キャストは新潟市の鈴木美智恵さん(ヘンゼル・ソプラノ)と中央で活躍する吉田敦さん(魔女・バリトン、カウンター・キャラクティカル・アルト)の2人をゲストに、新潟市の中村由香さん(グレーテル・ソプラノ)、弥彦村議の西沢哲司さん(お父さん・バス)、吉田町の塚原はる美さん(お母さん・ソプラノ)、加茂市の桜井綾さん(眠りの精・朝露の精、ソプラノ)が出演する。
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ヘンゼルとグレーテル
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お父さんとお母さん
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ほかに天使役は、アキコ・バレエ・アソシエイション=小林明子主宰・三条市神明町1=のレッスン生、小学3年生から高校生の26人が務める。合唱は県央地域のメンバーの三条オペラ合唱団から25人、ジュニア合唱の三条オペラキッズから25人が担当。振り付け協力はアキコ・バレエ・アソシエイションの小林主宰、合唱指導は押見栄喜さん、出演者でもある塚原さんと桜井さん。
さらに衣装は三条おやこ劇場、大道具など舞台装置は三条市建築組合青年部が製作。美術はアマチュア絵画普及愛好団体の茜会が担当。大道具の資材やポスターの印刷費などでも地元企業から格安で提供してもらって調達。地元のさまざまな人、団体、企業の力が当日の舞台に集約される。
新三条市の合併を祝い、7・13水害などの被災者に平穏が訪れるようにとの願いも込め、昨年2月に企画に取りかかった。それから半年後の8月2日に結団式を行って本格的に制作をスタートした。
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三条オペラ合唱団
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三条オペラキッズ
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少しでも質の高い作品にと、キャストは磯部さんが審査した。合唱、アンサンブル、バレエと、パートごとに練習を重ね、昨年12月末から通しげいこに入った。本番まで3週間と迫った1月15日、三条市中央公民館で行った通しげいこは初めて衣装あわせし、本番さながらの感覚で練習を繰り返した。
会場の三条市中央公民館は、オペラを行うには狭いが、「施設がないからできないではなく、知恵を出せば、ここでもできる。今あるものを使って、すばらしいと言ってもらえる作品にしたい」と西村実行委員長。地元パワーの結集された舞台に一人でも多くの来場を呼びかけている。
入場料は全席自由で2,000円。チケットの取扱所は、三条市中央公民館、三条市教育委員会生涯学習課(栄庁舎内)、下田公民館、北越楽器三条店、マックプラザ、西村金物店。
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