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三条署が下田地区最奥で雪害事故防止を呼びかける特別ローラー作戦(2006.1.19)
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三条署(猪股良二署長)は18日、記録的な豪雪による事故が多発しているため、雪害事故防止を呼びかける特別ローラー作戦を行い、同署管内で積雪の多い下田地区最奥の遅場、葎谷、笠堀地内の55世帯に屋根の雪下ろしや除雪作業中の注意などを呼びかけた。
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18日、三条市下田地区最奥で雪の迷路のような雪の壁に囲まれた道を歩き、雪害事故防止を呼びかける特別ローラー作戦を行う三条署員
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下田地区の八木前駐在所勤務職員をはじめ、三条署員12人が参加。午後2時に遅場地内で出発式を行ってから2、3人で1組になり、手分けして各世帯を訪問。雪下ろしや除雪は明るいうちに足元をよく確認してから行うことや、速やかに事故を発見、通報できるように作業は複数で行うことなど、具体的な注意点を話した。
あわせて豪雪による災害事故防止のちらしと入浴剤を手渡し、留守宅には訪問したことを知らせる手書きのパトロールカードとともに郵便受けなどに入れた。
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各世帯を訪問して雪害事故防止を呼びかけ
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出発式で今井副署長は、この冬は豪雪のために全国で100人以上が死亡しており、同署管内では犠牲者を出さないよう固い決意で広報してほしいと求めた。
今冬、同地区の最大積雪は1月11日の233センチ。道路両側は2メートルを超える大きな雪の壁になっている。近年、同地区の屋根の雪下ろしは一冬に多くて4回ほどだが、今冬はすでに4回前後行っており、地元住民は「いつもの2倍近く、雪下ろしすることになるんだろうか」と話していた。
また、同地区に入る道路の斜面でなだれの危険性があるため19日に市が雪庇(せっぴ)の除去を行うことになっており、「気温が上がるとそっち(なだれ)も心配」と話す人もいた。
三条署管内での今冬の雪による事故は、除雪作業中のけが2件、倉庫倒壊1件が発生している。
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