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三条鍛冶道場で三条仏壇の金ぱく張りと金具づくりの技に挑戦(2006.1.28)
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三条鍛冶道場は28日、同道場で「親子金箔(きんぱく)貼りと金具づくり体験教室」を開き、地元三条市や新潟市、佐渡市から参加した17人は、国の伝統的工芸品に指定されている「三条仏壇」の工程の一部をネームプレート作りで体験した。
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28日、三条鍛冶道場で開かれた親子金箔貼り教室
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木地、彫刻、金具、金工、塗り、蒔絵(まきえ)とさまざまな工程に細分化され、それぞれの職人の技を結集して生まれる三条仏壇。その技術、技法を広く伝えようと開いた。
三条・燕・西蒲仏壇組合(加盟14社)のメンバー5人が指導者で、課題はネームプレート。本来のたがねに代えて釘を使い、銅板に自分の名前や模様を打つ金工技術、続いて漆の代わりに化学塗料を塗り、厚さわずか0.1ミクロンの金ぱくをタケのはしではさんで銅板に載せる金ぱく張りに挑戦した。
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指導者の技に見入る参加者
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指導者は、金づちや金ぱくを自由自在に操って手本を見せた。作業自体はいたってシンプルだが、これが見るのとやるのとでは大違い。鼻息にもゆらめくほど薄い金ぱくに、文字通り息を殺しての作業。四日町小学校4年生の渡辺可奈子さんは、「金ぱくがふわふわして、すぐに切れたりして思ったところに置けなかった」と、身をもって匠の技を実感していた。
2月25日も同組合から指導者を派遣してもらって「親子蒔絵(まきえ)体験教室」を開くので、参加者を募集している。午前10時からで、参加費は親子1組1,000円、1人追加は500円増し。定員は親子12組で先着順で締め切る。参加申し込みは同道場(電話:0256-34-8080)へ。
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