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合併を前に燕北地区まちづくり協議会が環境講演会で事業スタート(2006.1.29)
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昨年11月に発足した燕市の小中川、川前、松長地区のコミュニティ組織「燕北地区まちづくり協議会」(斉藤秀雄会長)は、29日午前10時から川前公民館で環境講演会を開き、同協議会での行事を本格的にスタートした。
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29日開かれた燕北地区まちづくり協議会の環境講演会
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環境・美化事業担当の環境部会主管の講演会。同協議会役員や地区住民40人余りが参加し、環境NPO良環の深沢学さんを講師に「ごみの排出方法とリサイクル」のテーマで聴いた。
深沢さんは平成15年に50歳で退職するまで三条市職員で、生活環境課でごみの分別収集の担当などを務め、今は環境NPO良環の理事などを務める。
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講師の深沢さん
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深沢さんは、環境などを考えて生活を縮小する傾向にあるという話から始め、家にあるすべての物はいずれごみになり、物があるほどごみが増え、ごみが有料化されてもごみ袋が家計を圧迫するほど高くならないと、ごみの量は減らないという考えを示した。
一方、ごみの分別の方法やごみを裁断して量を減らす工夫をアドバイスし、参加者は住民とは違った行政側の立場のごみに対する考えに聴き入っていた。
燕市では合併を前に住民が主体的にまちづくりに参加できるシステムのひとつとして、市内を5地区に分けたコミュニティ組織「まちづくり協議会」の設置を推進しており、燕北地区は5地区で最も早く昨年11月13日に設立された。
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燕北地区まちづくり協議会の斉藤会長
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地区住民9,900人余りと22町内会、3小学校、1中学校、3公民館、消防団、JA、農家組合、交通安全協会支部などの地元団体で構成。コミュニティ活動を通してまちづくりを推進、自治意識の高揚を図り、住民と行政の協働を目的に総務、環境、福祉、文化、体育の5つの部会を置いて事業を行う。
この日の環境講演会のその活動の皮切り。これからは3月の花いっぱい運動をはじめ、防犯パトロール活動、地域生きいき交流会、地域の歴史講演会、地域の史跡等調査、健康講座を各部会で計画している。
同協議会事務局では、始まったばかりで役員も手探り状態だが、行事を通じて住民から活動を知ってもらい、住民の生活や地域に対する意識やニーズから活動の方向性を見いだしていきたいとしている。
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