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加茂川の冬の夜に700個の雪灯ろうがあかりをともす(2006.1.29)
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加茂市民有志でつくる加茂川雪燈籠有志の会などは28日、加茂市を流れる加茂川の両岸に約700個の雪の灯ろうを並べて火をともし、真冬の加茂に自然とぬくもりあふれたあかりが織りなす静かなページェントを披露した。
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加茂川で行われた雪灯ろうに火をともす子どもたち
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昭和橋から栄橋の間、約700メートルの河川敷両岸に一直線に並んだ雪の灯ろうに、午後6時から次々と灯がともった。灯ろうはバケツに雪を詰めてひっくり返し、横をくりぬいて中にろうそくを立てたプリン型の灯ろうだ。
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雪灯ろうのやわらかいあかり
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雪を透かしたあかりは、心まで温めてくれるようにやわらかい。雪がちらつくなか、その光に誘われるように見物に訪れた近所の人たちは、「きれいなもんらね〜」とうっとりと見入り、記念撮影するカップルや親子も多かった。
雪灯ろうを製作したのは、加茂川雪燈籠有志の会をはじめ、秋房育成会、上条・皆川あさひ子供会、南小学校かもんクラブ、八幡青少年育成会、若宮町青少年育成会など地域の子どもや保護者ら約80人。この日、午後1時から2時間がかりで作る大仕事だった。
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加茂川の両岸に並ぶ雪灯ろうのあかり
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同有志の会は昨年、初めて試験的に加茂川に雪灯ろうを作った。思いのほか近所の人に好評だったことから、今回は小学校のPTAなどにも参加を呼びかけた。同有志の会は「みんなが楽しめればいいなと始めた。雪灯ろうの数がもっと増えて、町全体で楽しめるようになればいいね」と真冬の加茂の風物詩として定着することに期待している。
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