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「節分」の3日、ことしも本成寺の鬼踊りが春を呼ぶ(2006.2.1)
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三条市・法華宗総本山本成寺は「節分」の3日、同寺で恒例の節分会を行い、午後1時と3時の2回、鬼踊りを披露する。
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本成寺本堂で毎夜、練習を重ねる本成寺鬼踊り奉賛会
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本成寺鬼踊り奉賛会(鈴木芳男会長)が鬼などにふんして演じる。同会は、旧本成寺村、今の西本成寺、直江町、桜木町、条南町などに住む壇信徒で、平成15年以来3年ぶりに新メンバー2人が加わった22歳から58歳の男性24人。小正月過ぎの1月17日から毎晩、冷凍庫のような本堂で練習を重ねている。
当日は、午前6時に同寺の鬼部屋に集合し、7時半から牛の間で行う鬼の払いを受け、9時から二班に分かれて条南小学校、きらきら保育園、本成寺保育園、南小学校、いからしの里、西鱈田小学校を慰問。本堂での本番が終わったあとにも長和園とケアホームを慰問するハードスケジュールだ。
本成寺の本堂では、正午から地場産業振興特別祈とう会を行い、午後1時からと3時からの2回、節分大祈願会を行う。それぞれ法要のあと、約20分の鬼踊りを演じる。
本成寺の鬼は「善の鬼」と言われ、誰もが持っている悪い心、欲深い心など人間の煩悩を赤、青、黄、緑、黒の鬼と三途川婆(そうずかば)の6種類の鬼たちで表現しており、豆をぶつけられた鬼たちは境内の鐘楼堂へ入って、それぞれ鐘を突き、怒りは思いやりの心に、欲深さは心豊かな心にというように改心していく。同寺では、旧暦の立春正月前日の節分は大みそかにあたり、鬼に豆をぶつけることで自己の反省をし、よい年が迎えられるようにと鬼踊りを見てほしいと話している。
また、ことしの節分会では、参拝者に販売するくじ入りの福豆に加え、節分の夜に恵方を向いて食べると幸運が訪れるなどといわれる太巻き「恵方巻き」もジャスコを展開するイオンの協力で販売する。シャトルバスは昨年と同じく午前10時からコメリ四日町店と本成寺の往復で運行する。
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