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故杉野奎司さんの遺族が香典返しに三条市へ100万円(2006.2.2)
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昨年12月に亡くなった杉野工業(株)=三条市横町2=前会長の杉野奎司さんの長男で同社社長の杉野真司さんは2日、香典返しにと三条市に100万円を寄付した。
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左から故杉野奎司さんんの長男真司さん、妻美智子さん、高橋三条市長
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午前9時半に杉野さんは故人の妻美智子さ(73)とともに市役所を訪れ、美智子さんから高橋一夫三条市長に100万円を包んだのし袋を手渡した。
故杉野奎司さんは、昭和32年から三条市体育協会の常任理事や会長などを歴任し平成12年から17年6月まで顧問を務めた。
また、平成14年には三条市歴史民俗産業資料館に三条文人、村山半牧などの作品29点を寄贈、平成10年には有志とともに田島橋付近に戊辰戦争の戦闘の記念碑を建立するなど三条市の体育や文化に貢献。昨年12月1日、肺炎のため75歳で亡くなった。
真司さんは、奎司さんが生前に、2009年の新潟国大の開催に向けて「国体がまた来る」、歴史民俗産業資料館について「三条文人は人気があるのに、資料館の設備が十分でない」などと話していたと言い、寄付は奎司さんの遺志を継いで三条市のスポーツと教育のために役立ててほしいと話していた。
三条市では、寄付を市のスポーツ振興に充てるが、具体的な使い道は検討する。
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