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三条の三柳・牛ヶ島地区青年会がことしも節分の鬼の出前(2006.2.5)
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三条市の三柳・牛ヶ島地区青年会(山川和文会長)は「節分」翌日の4日夜、恒例の鬼の出前を行い、手づくりの衣装の鬼たちが地元の子どものいる家を回って大暴れした。
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4日夜行われた三柳・牛ヶ島地区青年会の鬼の出前
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同青年会の21歳から49歳の会員38人のうち、18人が鬼の出前に参加。同地区のほかに井栗、西潟地区からも出前依頼の注文があり、昨年より7軒多い21軒に出前した。
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福の神から菓子をもらっても大泣きが止まらない子も
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鬼の役の会員は、掃除機やポリバケツで手作りした面や張り子の面をかぶり、ナイロンテープの白髪のかつら、トラのパンツならぬゼブラ柄のパンツ、青いつなぎや赤いスウェットを着て、腹には座布団のあんこを詰め、段ボールで作った金棒、おのを持てば、鬼のできあがりだ。
ウオーミングアップで地元のふれあいセンターに近所の3軒の子どもたちから豆まきに集まってもらい、ひと暴れをしてから出発。午後8時で気温−4.2度(三条市消防本部観測)の厳しい冷え込みのなか、依頼のあった家を順に襲撃した。
「うおー!」、「わーりー子はいねーか!」と大声で襲いかかると、子どもは大泣きしたり、「鬼はー外ーっ!」と豆つぶてで応戦。修羅場もつかの間、鬼が退散して代わって福の神が菓子をプレゼントしたが、それでも涙が止まらない子どももいた。
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新参加の若手3人
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家庭での節分の鬼の役は父親と決まっているが、どうせなら町内で本格的な鬼をと平成3年から毎年、同青年会が鬼の出前を行っている。会員が代替わりしても引き継がれている。
今回、初参加のメンバーは、鬼役に「緊張するなあ」。ベテランは最初の数軒は恥ずかしさもあって、なかなか声が出ず、よその家に上がり込んで暴れるのは緊張するもの、自身の経験も話してアドバイスしていた。
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