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燕商議所小売商業部会「若手・おかみさん懇談会」で新潟市の台湾茶専門店に学ぶ(2006.2.5)
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燕商工会議所小売商業部会(田中耕栄部会長)は3日、「若手・おかみさん懇談会」を開き、市内の小売店の女性や若手経営者など21人が参加して講師の新潟市で台湾茶専門店「PURE OOLONG」を経営する北川裕子さんの話を聞き、情報交換した。
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3日開かれた燕商工会議所小売商業部会の「若手・おかみさん懇談会」
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北川さんは、おいしい中国茶の入れ方を実演してから話を始めた。カメラメーカーに12年間務めて退職後、中国茶や台湾茶を学び、2003年7月に西堀ローサ内のチャレンジショップで台湾茶専門店を出店。翌年2月に老舗が並ぶ本町中央市場商店街で今の店をオープンした。
商店街に出店したのは、人情や他人の子どももしかるおとなの存在に魅力を感じ、家賃の安かったのが理由。出店後、仲のいい商店街が何かの取り組みをしないのか提起すると、近隣の商店の主婦が北川さんの店に集まるようになって5人で「あねさ会」を発足した。
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おいしい中国茶の茶のいれ方を実演する「PURE OOLONG」の北川さん
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しかし、運営資金の調達や人付き合いの壁を前に一度はトーンダウンしたが、変化を求めるメンバーの強い願いもあり、知恵を出し合い、商店街からも協力してもらって、空き店舗で1週間の写真展を開いた。毎日100人以上の来場者を集め、「メンバーが生き生きとして、楽しそうだった」と北川さん振り返る。
北川さんが理想とする商店街は「人・店主の個性」を売るところであり、自分を磨き、人をひきつける店にしたいと思っていると締めくくった。
同懇談会は、燕市内の商店街のおかみさんや若手経営者らの現場の声を吸い上げ、行政や商工会議所の施策に反映させられればと昨年初めて開き、今回が2回目。参加した女13と男8の計21人は、あえて商店街に出店した北川さんの思いや取り組みに真剣に聴き入っていた。
また開会のあいさつで田中部会長は、先月末で市街地の2つのコンビニ店が閉店し、さらに中心市街地の機能が衰退、高齢者や地域住民が不安を覚えているという見方を示す一方、地元商店街に期待する声もあり、「わたしたち商店街では郊外店にない何かができると思っている」と、参加者の活発な意見をもらって来年度の方針にしていきたいと話していた。
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