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18、19日と燕で第9回風音写真展「燕・分水・吉田を撮る」(2006.2.18)
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燕市の写真愛好家6人でつくるグループ、PHOTO風音(かのん)(捧武会長)は、18、19の2日間、燕市総合文化センターで第9回風音写真展「燕・分水・吉田を撮る」を開いており、3月20日に合併する燕、吉田、分水の3市町でメンバーが撮影した作品を展示している。
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18、19日と燕市総合文化センターで開かれている第9回風音写真展「燕・分水・吉田を撮る」
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毎年、初春に開いているグループ展で、カラーとモノクロがほぼ半々の合わせて60点を展示。今回は新燕市の誕生に伴ってその歴史に幕を引く3市町を特集、会員が撮りためた作品のなかから選りすぐって展示している。
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第9回PHOTO風音写真展のポストカード
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会長で第2回林忠彦賞受賞の捧武さん(72)は、昭和30年代前半と思われる吉田町溝地内で農作業の様子を撮影し写真を展示。あらためてネガフィルムを広げて探し出した初公開の作品ばかりで、当時は当たり前に見られたはざ木や田舟、くつろぐ農民の笑顔、くったくのない子どもたちの笑顔など、写真愛好者ならずとも懐かしい情景に見入ってしまう作品ばかりだ。
ほかの会員の作品も、昭和37年に燕市を視察に訪れた米国のライシャワー駐日大使夫妻、同38年に木橋だった燕橋で車が陥没した事故、同39年に読売ジャイアンツに入団したジャイアント馬場が燕市を訪れ、当時、日本金属洋食器工業組合専務理事だった南波憲厚元燕市長との記念写真、さらに大蔵大臣当時の田中角栄元、外務大臣当時の大平正芳と歴代首相を撮影した作品もある。
分水町での撮影は、さいの神や五合庵、国上寺、千眼堂吊り橋などに取材した作品が並び、合併前にそれぞれの市町とその歴史を振り返る節目にふさわしい作品展となっている。
18日は午後7時まで、19日は午前9時から午後6時まで、入場無料。また、3月中旬にも分水町ふれあい交流センター「ふれあいパーク久賀美」で同じ内容の写真展が開かれる。
第9回風音写真展「燕・分水・吉田を撮る」の作品から
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柄沢英夫「ジャイアント馬場選手」昭和39年燕洋食器組合前 |
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捧武「まぼろしの秋」吉田町溝 |
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田中未来「祭りの朝」燕祭り |
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田中義雄「夏清風」分水町国上寺境内 |
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服部健「おいらん」分水町おいらん道中 |
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山田健一「夕映え」吉田町 |
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