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スーパーツチダの破産申請で三条市のフレッシュマートツチダ興野店も閉店(2006.2.20)
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スーパーマーケットを展開する(株)スーパーツチダ(長岡市要町1・土田直久代社長)が20日、破産手続き開始を申請したのに伴い、三条市内にある同社の店舗、フレッシュマートツチダ興野店=興野1=にもこの日、告示書が張り出され、納入業者や買い物客が次々と訪れ、廃業の知らせに驚いていた。
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スーパーツチダの破産手続き申請でドアを閉ざした三条市・フレッシュマートツチダ興野店
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興野店は、すべての入り口を閉め切り、2つの正面入り口に告示書を掲示。告示書には「この度、株式会社スーパーツチダは、売り上げ不振により、平成18年2月20日午前7時をもって廃業し、本日、新潟地方裁判所長岡支部へ、破産手続き開始決定の申し立てをおこなうこととなりました」とある。
さらに負債総額は、現時点で23億円の見込みとし、代理人弁護士の連絡先などを記載している。
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フレッシュマートツチダ興野店の正面玄関にガムテープで張られた告示書
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警備会社の警備員1人が店舗前に立ち、訪れた業者や社員に告示書の内容を簡単に説明していた。警備員によると、午前9時の開店前に商品を搬入する業者が訪れていたとし、午後からは買い物客や廃業を知った納入業者らが次々と訪れている。
従業員も出社前に知らされていなかった人の方が多かったようで、開店前や午後からも出社時間にあわせて出社してくる人がおり、廃業を知って一様に驚いていたと言う。ただ、同店の一角にあるクリーニング店はしばらく営業する。
午後から来店した買い物客は、「あら、きょう休み?」と帰る人や、告示書を読んで「やっと慣れたのに、残念」、「ポイント使って買い物しておけばよかった」と話している人もいた。
興野店は当初、平成16年9月1日オープン予定だったが、7・13水害や中越地震の影響で翌17年5月26日にオープンしてから、まだ1年足らず。昨年10月21日には大規模小売店舗立地法に基づく変更届を提出、ことし6月22日から店舗面積を今の1,915m2から2,703m2へ増床する計画だった。
また、同社ホームページもすでに閲覧できない状態になっている。
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