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三条市が平成18年度当初予算概要説明会、一般会計は前年度比-7.0%の400億3200万円(2006.2.21)
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三条市は21日、平成18年度当初予算概要説明会を開いた。一般会計は前年度当初予算の7.0%(30億4000万円)減の400億3200万円、特別会計を含めた市全体では前年度比5.4%(39億6140万円)減の687億4470万円を示した。ただし、前年度は5月に合併して1カ月分少なかった一方、7・13水害に伴う災害対策関係経費で予算規模が大きく膨らんだため、前年度との数字の比較にあまり意味はなく、18年度が新市予算の本格的なスタートいえる。
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21日開かれた三条市の平成18年度当初予算概要説明会
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高橋一夫三条市長は、歳入確保が厳しいなか、豪雨災害などに伴う財政負担もあり、限られた財源で緊急、重要課題に的確に対応するため、歳出削減を進めつつ事業の再構築を基本に、厳しい予算案を説明した。
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予算概要を説明する高橋三条市長
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歳入面でも所得税の雑損控除で個人市民税の減収が見込まれる。新年度は自治体経営の視点に立ち、改革の具体的な道筋を示す経営戦略プログラムを策定しており、「18年度予算は、実質、合併後、初の通年予算の編成。策定中の経営戦略プログラムを基本として、中長期の財政の見通しを立てた上で取り組んだ」とした。
重点施策の柱は、自治体経営の推進、地域コミュニティづくりの推進、地域内融合・地域内格差是正の推進、安全に安心して暮らせるまちづくりの推進、観光のまち『さんじょう』の推進・地場産業の振興、自立できる農業政策の推進の6つ。この重要課題に重点的に取り組むため、総額55億2000万円余りを計上、主な事業を説明した。
地域内融合・地域内格差是正では、市民融和の象徴事業として「三大プロジェクト」として位置づけた斎場、し尿処理施設、ゴミ焼却施設建設事業をはじめ、旧しらさぎ荘跡地の地域間交流施設建設事業の用地造成工事や新市建設計画の推進を盛り込んだ。
安全に安心して暮らせるまちづくりの推進では、五十嵐川改修関連橋梁架け替え事業(6億7551万3000円)、風水害と震災に対応した防災対策総合ガイドブックの作成(1513万8000円)、三条庁舎非常用発電機新設工事(1億6400万円)、これまでの5歳未満としていた通院を就学前に拡充した幼児医療費助成(1億5961万8000円)などを盛り込んだ。
また、予算概要と主な事業は、それぞれのPDFファイルを三条市のホームページに掲載している。
三条市平成18年度当初予算の歳入、歳出の構成比グラフ |
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