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分水・小林町長が新燕市の市長選出馬を表明(2006.2.28)
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分水町の小林清町長(69)=分水町下諏訪=は、28日午後3時から分水町文化センターで会見し、3月20日に燕、吉田、分水が合併する新燕市の市長選挙への出馬を表明した。
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28日行われた小林分水町長の新燕市長選出馬の記者会見
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斉藤廣吉分水町議会議長と小林町長の後援会の古瀬七郎副会長が同席したほか、合併する3市町議会から燕と吉田の7人ずつ、分水12の計26人の議員も席を並べ、支援者ら約70人も会場に集まった。
小林町長は、「(出馬の)決意をさせていただきます道のりは遠かった」と話し、先に立候補を表明した高橋甚一燕市長との一騎打ちを避けたかったこともあり、2月中旬になって出馬の意向を固めた。
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出馬の意欲を語る小林分水町長
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出馬の決め手として「きちっとした信念をもち、まっとうしていく姿勢に少し疑問を感じたところ」。分水が目指す国上山一帯の見直しや国家プロジェクトになる大川津分水の大改修などがあり、「わたしでないと、強く訴えていけないのでは」。
さらに、「50年余にわたり地方行政にタッチしてきた経歴のなかで、目指す新しい市のまちづくりを的確に、間違いなく、健全財政のもとで実行していきたい」と強いリーダーシップと豊富な経験をアピールした。
目指す柱として掲げたのは、健全財政の確立、早期の新市の一体感の醸成、産業立志の実現、観光事業の拡大、団塊の世代の対策も含めた若者の定住対策、大河津分水の大改修事業、高速道とJR燕三条を中心とした道路整備、福島と日本海を結ぶ道路建設の促進、新市の特徴を生かした周辺市町村との連携事業推進など。
また、合併協議会で問題になった新庁舎建設については、合併協議会の決定を「尊重していく」とし、合併後は市民参加の組織で庁舎建設の計画をつくることが大切で、複合施設、24時間開庁、コンビニなど商業施設との併設などのアイデアも示した。
小林町長は昭和11年10月10日生まれ。昭和30年に県立巻高等学校卒業、同年10月分水町職員に採用され、住民福祉、建設、産業振興、福祉、企画調整課の課長を歴任し、平成7年3月に勧奨退職。同年4月に分水町商工会事務局長に就き、10年9月に退職。11年4月に分水町長選挙初当選し、15年4月に無投票当選で2期目を務める。
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