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三条市消防本部が県内初のダンプ機能付き支援車を導入(2006.3.2)
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三条市消防本部(堀内俊夫消防長)は2日、大規模災害に対応できる資機材を積んだ県内初のダンプ機能付きの支援車を導入した。
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三条市消防本部が導入した県内初のトラックベースの支援車
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支援車はトラックのシャーシがベースで、油圧式のアームで資機材コンテナとダンプカーの荷台と同様の平型ボデーコンテナを載せ替えられる。購入価格は資機材を含めて3768万4500円で、うち約3分の1の1368万4000円が国庫補助。
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手前がダンプの荷台、奥が資機材コンテナを積んだ支援車
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支援車から油圧アームで資機材コンテナを降ろすところ
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資機材コンテナに積む資機材
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区画分けされた資機材コンテナの内部
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資機材コンテナは、救護所や休憩所に使えるエアーテント2基、折りたたみ式ベッド20個、非常用トイレ、調理器具、飲料水、20人3日分の非常食をはじめ、救難用のゴムボートとポリプロピレンボートを1式、救命胴衣、ウェットスーツのほか、チェーンソー、エンジンカッター、スプレッダーなど救助用機材も装備する。
平ボデーコンテナを使えばダンプカーと同じ機能になり、水防活動や土砂災害で砂利などの資材の運搬に便利。また、救助用機材は大災害以外でも活用できるので、日常業務のなかでも救助工作車との同時出動などにいかせる。
支援車は、地震など長期間に及ぶ救助や災害復旧活動を支え、市民の安全を守り、消防隊員の活動を生活面で支える活動の拠点となる。
県内では、給湯やトイレを設備したバス型の支援車を新潟市などが導入しているが、トラックベースの「支援II型」の導入は三条市が初めて。
堀内消防長は、支援車は「万一の時には、いち早く住民の安全や安心につながる」と話しており、防災訓練でも支援車を派遣する考えだ。
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