|
燕市内業界3団体が(仮称)産業ミュージアムの早期実現を燕市長に要望(2006.3.8)
|
|
|
燕商工会議所、日本金属洋食器工業組合、日本金属ハウスウェア工業組合の燕市内業界3団体は7日、高橋甚一燕市長に(仮称)「産業ミュージアム」早期実現に関する要望書を手渡した。
|
(仮称)産業ミュージアム建設に関する要望書を高橋燕市長に手渡す燕市内業界3団体代表
|
産業ミュージアムの建設事業は、燕市が平成16年1月に県央大橋たもとの燕市産業資料館隣りに6,115平方メートルの用地を確保したが、市の財政は厳しく、建設に至らなかった。
合併後の特例債事業として新市建設計画には同建設事業を主要プロジェクトにし、市は平成20年度オープンの考えを示しているが、3月定例会の一般質問で、市議から産業ミュージアムは不要とする発言があったため、建設に期待する市内の業界3団体が早期建設を要望したもの。
午後1時半に燕商工会議所の山崎悦次会頭、鳥部勝敏副会頭、笠原庄司専務理事、日本金属洋食器工業組合の大橋清専務理事、日本金属ハウスウェア工業組合の柄沢好児理事長の5人が市役所を訪れ、山崎会頭から高橋市長に3団体の代表者名の要望書を手渡した。
要望書では、早期実現を要望する観点として「燕のもの作りの歴史を伝える場を設け、職人の誇りと技を将来に伝承する施設としてもらいたい」、「現在点在若しくは埋もれている、貴重な地場産品等を集積し一般に広く紹介する施設としてもらいたい」、「新燕市の観光の名所として、自然と産業が調和した地域作りのシンボル的施設としてもらいたい」、「新燕市の次世代を担う子供たちに、ものづくりのまちとして「夢と誇りと自信」を抱く施設としてもらいたい」の5つをあげている。
山崎会頭は、これから燕市の製造業の形態も変わってゆき、「燕はどんなものがルーツだったのか、これからの若い人たちに知識として残らないのは悲しいもの」、「大きな施設に金をかけてではなく、こういう心を残すものを」と建設を求めた。
高橋市長は、「『洋食器の燕』と教科書にも載っているのに見る場所がない」と話し、「残しましょう歴史を。われわれの時にやらないと、みんななくなってしまう」と、業界団体と同じ思いを共有していることを話していた。
|