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燕市閉市記念式典で52年の燕市の歴史を閉じる(2006.3.12)
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20日に吉田、分水町と合併する燕市は、12日午前10時から燕市文化会館で燕市閉市記念式典を行い、昭和29年の市制施行から52年、産業立市として歩んだ歴史に幕を引いた。
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12日行われた燕市閉市記念式典
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地元選出国会議員や招待者、職員など約450人が出席。記念映像を上映して開式し、中野邦夫助役の開式のあいさつ、燕市出身のソプラノ歌手丸山奈々子さんによる国歌独唱、19人の特別功労者表彰、市民憲章朗読、市民歌独唱、市旗降納などを行った。
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式辞を述べる高橋燕市長
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式辞で高橋市長は、昭和29年3月31日、燕町、小池村、小中川村、松長村の4町村がが合併して生まれた燕市の歴史を振り返り、「激動の昭和から変革の平成へと大きく変貌する社会のなかで諸先輩の呻吟(しんぎん)が聞こえる苦難の道のりでありました」。
合併については、「この選択は将来において、なお、この地域に暮らす人々が安心して日々の暮らしを営まれるためにも唯一無二の選択である。後世、必ずや評価いただけるものと確信しております。そのために最大限の努力をはらい、産業豊かに、組織基盤整備し、住民福祉の向上に努めなければならない」と選択を信じ、新市の方向性を示した。
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燕市出身のソプラノ歌手丸山奈々子さん
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ボーイスカウト燕第一団の小学生が市旗降納
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閉市にあたって「燕市の終わりであると同時に、新生燕市の始まり。燕市半世紀の歴史によって培われた文化と伝統を新生燕市に受け継がれ、さらに一段と輝きを増し、世界に羽ばたくすばらしい歴史の1ページを刻んでいくだろうとご臨席の皆さまに約束します」と宣言した。
最後に市旗降納で、ボーイスカウト燕第一団の小学生3人がステージに掲げた市旗はずし、高橋市長に手渡し、石本昌昭収入役の閉式のあいさつ。市旗は歯車の中心に羽を広げたツバメ「つばくろ(燕)」を配したデザイン。先に合併した三条市は、旧三条市の市章をそのまま引き継いだが、新燕市はすでに新しい市章を決めており、新燕市はシンボルマークも新たにその歴史を刻み始める。特別功労の被表彰者は次の通り。敬称略。
地方自治功労 |
登坂健児 |
元燕市長 |
杉山光映 |
元燕市長 |
高山治郎 |
元市議会議員 |
本間誠一 |
元市議会議員 |
岡田冨一郎 |
元市議会議員 |
川上靖夫 |
市議会議員 |
松井正勇 |
元市議会議員 |
本多了一 |
市議会議員 |
酒井宇一郎 |
燕市区長連盟会長 |
産業振興功労 |
高橋作衛 |
前燕商工会議所会頭 |
遠藤栄松 |
元日本金属ハウスウエア工業組合理事長 |
和田貢一 |
元日本金属ハウスウエア工業組合理事長 |
明道登 |
元日本金属ハウスウエア工業組合理事長、
燕商工会議所常議員 |
玉川政男 |
玉川堂代表、伝統工芸鎚起銅器の継承 |
野島厚次 |
燕ただ一人、道一筋きせる職人 |
教育功労 |
柄沢好児 |
前燕市教育委員長 |
福祉功労 |
星正吉 |
前燕市社会福祉協議会会長、前燕更生福祉会会長 |
青柳芳郎 |
燕市社会福祉協議会会長 |
酒井健三 |
元燕市社会福祉協議会会長、元燕更生福祉会会長 |
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