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燕市で合併に伴う閉市を前に四役の退任式(2006.3.17)
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燕市は17日午後3時半から市役所議場で市の四役の退任式を行い、合併で退任する高橋甚一市長(70)をはじめ中野邦雄助役(63)、石本昌昭収入役(66)、登石弘淑教育長(71)の四役を職員約90人が参列して送った。
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燕市の退任式で花束を受けて退場する四役
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四役の任期は、閉市の19日までだが、18、19日は庁舎が休みなので2日早めて行ったもので、四役は職員の拍手に迎えられて入場した。
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退任のあいさつする高橋市長
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感謝状を受ける中野助役
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石本収入役
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登石教育長
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高橋市長は退任のあいさつをゆっくりとかみしめるように話し、時々、声を詰まらせて助役、収入役、教育長の就任のいきさつや人柄を紹介し、「その功労はなんべん言っても言い尽くせないほど」と感謝した。
職員にも感謝の言葉を伝え、合併後は「燕市の職員は大したもんだと言われるよう頑張っていただきたい」と期待。最後に、市長自身の考え方の基本として、比叡山の延暦寺を開いた最澄の言葉「一灯照隅(いっとうしょうぐう)、万灯照国(ばんとうしょうこく)」を贈った。
中野助役は、昭和36年から38年間、燕市職員を務め、平成11年から高橋市政で7年間、助役に就いた。あいさつで職員に「後世に残る仕事をしてほしい」と求めた。
石本収入役は、協栄信用組合を退職、平成11年7月に就任。「ここにいる皆さんが新しい市をしょっていかれると思う」。
登石教育長は平成7年4月に就任、教員時代から48年間、市の教育に携わった。はなむけの言葉に「健康体にあふれる若々しさ」を贈り、最後に得意のマジックでばらばらになっていた文字をつなげて「長らくおせわになりました」と披露した。
あいさつを聞く間もハンカチで涙をぬぐっていた高橋市長。市長名の感謝状をほかの3人に手渡し、逆に中野助役から高橋市長に「新潟県燕市」名の感謝状贈ったあと、女性職員から四役に花束を贈り、四役は職員の拍手に送られて議場をあとにした。
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