三条信用金庫、年利1.00%の個人向け定期積金「さんしんスーパー1」を4月3日発売(2006.3.30)

日本銀行が量的緩和政策の解除を発表し、続いてゼロ金利を解除して利上げに踏み出す時期が注目されるなか、金融機関の定期金利の年利が上昇。そうしたなか、三条信用金庫（杉野良介理事長・27店舗）では4月3日、現行5年もの定期積金金利0.05%の20倍にあたる年利1.00%の個人向け定期積金「さんしんスーパー1（ワン）」を発売する。

個人向け定期積金「さんしんスーパー1」を発売する三条信用金庫

取り扱いは4月28日までだが、募集金額の掛込総額50億円に達したら締め切る。年利1.00%、税引き後は0.800％。原則として満期日前の解約はできないが中途解約の場合は普通預金利率とする。

販売対象は個人事業主を含む個人限定で、積立金は月3万円、5万円、10万円の3種類で、1人10万円まで。期間は5年。口座振替だけの取り扱いとする。

月3万円の掛金で掛金総額は180万円になり、税引き前の利息は現行の定期積金で2,287円のところ、20倍の45,750円になる。ほかの税引き前の利息は、掛金5万円で76,250円、10万円で152,500円となる。

三条信用金庫では、先に同金庫でも取り扱った金利の高い三条市ひまわり債や個人向け国債の好調な動きなどから。客の金利ニーズに応え、景気も上向き傾向と言われているなかで地域の活力につながればと同定期積金を発売。買い求めやすい3万円からの定期積金とした。

日銀が29日、発表した16日から22日までの預金種類別店頭表示金利は、それ以前と比較して全種別で上昇しているが、それをも大幅に上回る年利だけに人気を集めそうだ。