|
三条郵便局で第73回郵政記念日の式典(2006.4.21)
|
|
|
20日の「郵政記念日」にちなんで三条郵便局(神野義貴局長)は、21日午前8時半から同局で第73回郵政記念日の式典を行い、部外の事業協力者や内部表彰、小林ハル瞽女歌保存会の野崎久次会長による1日郵便局長などを行った。
|
「郵政記念日」にちなで21日行われた三条郵便局の第73回郵政記念日の式典
|
郵便局職員、関係者ら約60人が列席。神野局長は式辞で郵政事業は平成19年10月の民営・分社化後もサービスを改善し、客の利便性を向上させるとし、「お客さまの視点、あるいは一人ひとりの暮らしや地域社会の視点から郵便局サービスを真心込めて提供していくことに最善を尽くしてまいります」と決意を示した。
|
神野三条郵便局長
|
|
一日郵便局長を務める野崎さん
|
来賓祝辞のあと、神野局長から信越支社長名の事業協力者感謝状を三条郵便局利用者の会会長を務める三条市南新保、住谷哲雄さん(75)に手渡し、内部の勤続功労や業務優績で27人と4郵便局、1部会を表彰した。
続いて一日郵便局長を務める、小林ハル瞽女歌保存会会長の三条市東三条1、野崎久次さん(80)が訓辞。野崎さんは、昨年4月に105歳で亡くなった最後の瞽女(ごぜ)小林ハルさんの生涯を少しでも多くの人に聞いてもらいたいという思いで一日郵便局長を引き受けたと話した。
ハルさんは、旅回りで金目当てに近づく人から怖い目に遭ったために局員からの「郵便局はお上の仕事」の言葉で郵便局を信用して金を預けたというエピソードも紹介。さらに、民営化後も新式郵便制度の創案者、上越市出身の前島密の「郵便の精神」を受け継ぎ、守り続けて「創意と挑戦で新しい歴史づくりに進んでください」と激励した。
式典後、野崎さんは局内を視察し、28日まで窓口ロビーで行われている「最後の越後瞽女小林ハルさんを偲ぶ写真展」を見てハルさんとの思い出を話していた。
|