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振り込め詐欺を直前にくいとめた北越銀行三条北支店に三条署から感謝状(2006.4.25)
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三条署(猪股良二署長)は25日、振り込め詐欺で振り込みをしようとした女性の被害をくいとめたとして北越銀行三条北支店(中村浄支店長・三条市興野1)に感謝状を贈った。
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猪股三条署長(右)から感謝状を受ける中村北越銀行三条支店長(左)
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午前10時に中村支店長と松村茂支店マネジャーの2人が三条署を訪れ、猪股所長から中村支店長に感謝状を手渡した。
同支店に7日、三条市内に住む70歳代の女性が知人男性と「振り込みがしたい」と訪れた。窓口の女性職員が振込先を聞くと、「電話をすればわかる」と携帯電話番号を書いたメモを出したので不審に思い、松村マネジャーらに話した。
さらに、その女性から話を聞くと、おいが勤務先で不祥事を起こし、100万円を払わなければ身の危険があると電話があっため、立て替えるとのことだった。
女性から振込先を確認してもらうと北海道の金融機関であり、振り込め詐欺ではないかと話したが、女性はたまたま、おい本人に電話がつながらず、声も似ていたことから疑いをもっていなかった。
同支店では、知人男性の了解を得て三条署に連絡し、署員が振込先を指示する電話番号に電話し、女性のおいと名乗る男への本人確認を求めたが、個人情報だからと拒否され、県内の地名も知らなかった。また、県内で働くおい本人と連絡がつき、振り込め詐欺とわかった。
同行では振り込め詐欺などの事例を全行に周知し、注意を呼びかけている。中村支店長は、ATMの画面に振り込め詐欺被害の注意を呼びかける表示がされるが、今回は窓口で振り込もうとしたために詐欺に気付き、被害を防ぐことができたと話していた。
猪股署長は、金融機関で振り込め詐欺を疑われたために、わざわざ別の金融機関で振り込んで被害に遭った事例も紹介し、警察は金融機関にも振り込め詐欺や架空請求被害の未然防止を頼んでいるので、利用者には金融機関のアドバイスに耳を傾けてほしいと話していた。
また、日ごろから身内や家族を不祥事など起こさないだろうと信用し、落ち着いて本人確認してほしいと話していた。
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