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本間電機のプリザードフラワー制作、販売の事業部「フルール・ランヴェール」(2006.5.9)
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三条市石上3、本間電機(株)=本間晃社長=では、昨年8月から新規事業のフラワー事業部「フルール・ランヴェール」を開設し、生きた状態と変わらない花の美しさや風合いを保つプリザーブドフラワーのアレンジメントを製作、販売している。
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「フルール・ランヴェール」のショールームのスタッフ
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プリザーブドフラワーはドライフラワーや造花と異なるフランスで生まれた加工花。生花にオーガニック(有機物)と色素を吸わせ、生花のようなソフトな風合いを長期間にわたって保ち、自然にない色など豊富なカラーバリエーションも特徴で、国内でも数年前からブライダルブーケや母の日、誕生日のギフトを中心に人気が高まっている。
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ショールームに並ぶプリザードフラワー
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本間電機(株)は、本間電機工業(株)=三条市下須頃=の製造部電。中国の影響などで機械部品の組み立てや配線の受注が減るなか、新規事業にとプリザードフラワーに目をつけた。
電気関係の業者のつながりで、プリザーブドフラワーメーカーの製作に携わったのがきっかけで、昨年8月にフラワー事業部「フルール・ランヴェール」を開設。オリジナルのプリザーブドフラワーのアレンジメントの製作、販売を始めた。
石上地内の同社工場に店舗兼ショールームをオープンし、バラやカーネーションを中心に定番の50アイテムを含めて200点余りを展示。1,600円の一輪挿しのバラから、こけをアレンジした和風、ブライダルブーケもを販売し、オーダーメードも受ける。
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深紅のバラのプリザードフラワーで作ったブーケ
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フルール・ランヴェールのスタッフは、男性1人のほかは女性の10人。従来の仕事とあわせてプリザーブドフラワーや花器の仕入れ、素材の加工、アレンジメントのデザインや製作、カタログ制作、卸や小売の販路開拓など行う。全員で話し合いながら試行錯誤を重ねてチャレンジしている。
販路はスタッフが行きつけの美容室に商品を置かせてもらうよう頼むことから始めた。「初めて挑戦している世界なので大変だけどやりがいがある」、「自分がデザインした商品が売れるとうれしい」とスタッフ。
同事業部開設に伴って日本プリザーブドフラワー協会認定のディプロマ資格を取得した本間恭子さんは、職場が活気づいた言い、「スタッフが意見を出しすぎて、ときにはぶつかることもあるが、みんなが真剣だからこそ」とも。大勢の人から商品を見てほしいと来店を呼びかけている。
フルール・ランヴェールでは、14日まで定価の15%オフで販売する母の日セールを行っており、商品購入時に「ケンオードットコムを見た」と伝えれば、次回から使える15%オフの優待券をプレゼントする。
営業は平日の午前10時から午後5時まで、土、日曜と祝日は休むが、予約があれば営業する。問い合わせはフルール・ランヴェール(電話:0256-35-3583)へ。
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