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加茂JCとスローフード・にいがた加茂・田上部会の事業で石川小児童が田植え体験(2006.5.10)
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加茂青年会議所(涌井源一郎理事長)と「スローフード・にいがた加茂・田上部会」(佐藤臣栄会長)は、10日午前9時半から加茂市石川地内の田んぼで、石川小学校(五十嵐寛校長・児童415人)5年生から昔ながらの手植えによる田植えを体験してもらった。
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加茂市役所裏手の田んぼで手植えを体験する石川小5年生
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加茂青年会議所の青少年の心育成委員会(丸川隆平委員長)の事業の一環で、同青年会議所のメンバーも所属する食の勉強会「スローフード・にいがた加茂・田上部会」とともに田んぼの提供やイネの管理などを行いながら、石川小学校5年生の総合的学習の時間で稲作を学ぶための手伝いをしてゆく。
田植えには同小学校5年生全員65人のほかに、主催団体からも12人が参加。両団体に所属し、田んぼを提供した吉村陽介さんらが苗の植え方を指導し、子どもたちは体操着の長袖、長ズボンに赤白帽をかぶり、長靴をはいて田んぼに入った。
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泥に足を取られて転ぶ児童も
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加茂地域消防署の観測で気温は午前10時で27.9度、午後1時45分にはこの日最高の31.7度の季節はずれの真夏日。子どもたちは腕まくりした長袖の体操着で汗をぬぐいながらも、束にした苗を片手に持ち、2、3本ずつ取り分けながら一生懸命に植えた。
長靴越しの初体験の泥の感触に「ぬるぬるして気持ち悪〜い」、「くつが抜けな〜い」と悲鳴を上げていたがすぐに慣れ、田んぼの中をすいすいと歩きながら苗を植え「楽しい!」とにっこり。泥に足をとられて転んで「先生〜!こんなになっちゃった」と全身泥だらけになったり、「暑い、きつい〜」と音を上げたりで、それぞれに昔の人の重労働を体験していた。
田植えのあとには、児童1人ずつが、バケツに田んぼの泥を持ち帰り、バケツの中に植えたイネと田んぼのイネの違いなど成長を観察したり、米作りについて学んだりし、秋には稲刈りを行って収穫したコメを味わう計画だ。
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