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三条まつりにあわせて13日から16日まで三条市内15会場で三条屏風まつり(2006.5.12)
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三条中央商店街振興組合と(協)一ノ木戸商店街は、ことしも三条まつりにあわせて13日から16日までの4日間、三条屏風(びょうぶ)まつりを開き、三条市丸井今井邸をはじめ市内15会場に合わせて29点の屏風を展示する。
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13日から16日までの三条屏風まつりで三条市丸井今井邸に展示される六曲一双「源平合戦図」
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江戸時代中期、三条まつりの大名行列で行列の通る沿道の旧家は、三条商人がもたらした一流の屏風や越後文人の描いた屏風を通りに面した座敷に飾るようになり、三条まつりは「屏風まつり」と呼ばれた時代もあった。
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丸井今井邸に展示する六曲一双「みやこびとの春秋」の向かって左の屏風
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丸井今井邸に展示する六曲一双「みやこびとの春秋」の向かって右の屏風
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「みやこびとの春秋」の部分
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丸井今井邸に展示する信賀さんの作品
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戦後間もなく、屏風は飾られなくなっていたが、三条まつりを盛り上げ、文化の伝統と振興、さらに中心市街地の活性化につながればと平成14年度に復活し、ことしで5年目になる。
昨年の三条市の合併に伴い、今回は旧三条市内のほかに栄地区の農村環境改善センターと下田地区の諸橋轍次記念館も展示会場に加え、昨年より4会場増えた全15会場で各地区の市民から貸し出された屏風や各会場の所蔵品など江戸末期から戦後にかけての屏風計29点を展示する。
年々、屏風を貸す市民が増え、昨年は丸井今井邸だけで約18,000人が来場している。初公開の作品も多い。栄地区では旧三条市からの名誉市民、岩田正巳画伯の作品も展示。岩田画伯の屏風は5双ほどしかないと言われるなかの1点、六曲一双の「尾津の一本松」を展示する。
丸井今井邸では、六曲一双屏風「みやこびとの春秋」が初めての展示。作者不詳だが、江戸後期に大勢の職人の分業で制作されたと思われる平安時代の宮中の四季を描いた豪華な作品。あわせて丸井今井邸では、三条小学校所蔵の信賀斉さん=三条市横町1=制作の84体の人形が隊列を組む大名行列やレリーフも展示する。
すべての会場が入場無料で、午前10時から午後4時まで開展。ただし、丸井今井邸は15日午後1時から2時まで大名行列のために入場できない。三条市歴史民俗産業資料館では展示作品を入れ替えて6月18日まで開く。各会場の展示作品は次の通り。
かじまちの家 0256-34-2448 本町6丁目3-76 |
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「花鳥風月(松竹梅と九鶴遊図)」作者不詳
「能楽色紙屏風」作者不詳 |
つるがや 0256-33-0314 本町4丁目3-17 |
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「馬図」狩野梅笑 |
歴史民俗産業資料館 0256-33-4446 本町3丁目1-4 |
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「三条竹枝」佐藤小雪
「不詳」五十嵐華亭
「双鶴図」帰山雲涯
「松之図」同
「山水図」村山半牧
「龍の玉取り」五十嵐浚明 |
越前屋 0256-32-6221 元町2-16 |
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「寿鶴花鳥」帰山雲涯 |
三条ロイヤルホテル 0256-34-8111 本町3丁目5-25 |
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「祇園の夕涼風景」織田観潮
「若武者」岩田正巳 |
諸又糸店 0256-33-1091 本町4丁目9-27 |
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「不詳」作者不詳 |
小川洋装店 0256-32-0646 本町3丁目6-24 |
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「拓本名品屏風(複数)」作者不詳
「山水屏風(複数)」作者不詳 |
三条市丸井今井邸 0256-32-3263 本町3丁目7-8 |
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「源平合戦図」作者不詳
「みやこびとの春秋」作者不詳 |
魚長 0256-32-4051 本町2丁目8-1 |
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「漁村之春景図」田村豪湖 |
二洲楼 0256-32-0281 旭町1丁目14-13 |
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「岳仙人之図」富岡鐵斎 |
福顔酒造 0256-33-0123 林町1丁目5-38 |
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「不詳」作者不詳 |
浪漫亭 |
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「不詳」藤沢越堂・田巻雲峰
「不詳」巻梧石 |
海老勢 0256-33-1443 東三条1丁目8-2 |
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「川中島」作者不詳
「水墨書画」大窪詩仏
「漆器重箱」作者不詳 |
農村環境改善センター 0256-45-4206 新堀1311 |
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「尾津の一本松」岩田正巳 |
諸橋轍次記念館 0256-47-2208 庭月434-1 |
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「六人の武者絵屏風」松本楓湖
「三保の松原」東東洋
「漢詩絵」作者不詳 |
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