三条地域振興局が第1回にいがた県央マイスターのPR用でDVDとパンフを制作(2006.5.18)

新潟県三条地域振興局は昨年、認定した第1回にいがた県央マイスター13人の技能などを紹介するDVDとパンフレットを制作し、マイスターの紹介と同時に産業界や教育機関に対してマイスターの活用をPRしている。

にいがた県央マイスターのDVDとパンフレット

にいがた県央マイスターは、卓越した県央地域の技術者、技能者を県三条地域振興局が認定し、県央マイスターの技術・技能継承活動を通じて優れた技術や技能の維持、継承、人材育成を図ろうと創設された制度。昨年11月に第1回目の13人を認定した。

DVDは、「第1回にいがた県央マイスター　ものづくりの達人たち」のタイトルで1時間8分。かんな台、桐たんす、鎚起銅器などを製造するマイスターの仕事現場を撮影した動画を1人5分ずつ、収録する。さらに、それぞれに「モノづくりとは」と問いかけ、苦労や失敗談、大切なポイントやモットー、若年技能者へのアドバイス、子どもたちへのメッセージなどをテーマにマイスターの語りも収録する。

DVDの収録画像

パンフレットはA4版サイズ10ページで、DVDと同様に13人のマイスターそれぞれの顔写真と作業風景、プロフィル、仕事の特質性などをまとめた。

DVDとパンフレットは、同振興局管内や隣接地域の学校や市町村、教育委員会、商工関係団体、国や県に配布し、若手技能工の育成や子どもたちからものづくりの大切さを知ってもらうのに役立ててもらい、あわせてマイスターの派遣依頼にもつながればと期待する。

にいがた県央マイスターの派遣は、これまでにジョブカフェ事業「職人塾」、三条鍛冶道場などの技能継承支援施設での講師を行っており、テクノスクールや工業高校といった公的機関が実施する技術、技能指導講習、デュアルシステムの講師、教育機関の総合学習や体験学習でのゲストティーチャー、企業やものづくり関連団体が行う事業の外部講師も想定している。問い合わせは同振興局企画振興部地域振興課（電話：0256-36-2205）へ。