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自然界は晩春、草笛のスズメノテッポウが穂を伸ばす(2006.5.22)
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暦のうえでは、とっくに「立夏」を過ぎたが、自然界は晩春の装い。あぜ道などでは、いたるところで穂を伸ばしたスズメノテッポウを見つけることができる。
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スズメノテッポウ(燕市・大曲河川公園)
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草丈は20センチから40センチ、棒状に突っ立ち、てっぺんに長さ数センチの穂がつく。真っ直ぐな穂の形からスズメノテッポウと名付けられたといわれる。
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シャスタデージー?マーガレット?
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穂には、粉をまぶしたように黄色の葯(やく)が出ている。スズメノテッポウに似たセトガヤの葯は白いことから両者を見分けることができる。
名前は知らなくても、草笛として知る人も多いだろう葉鞘に沿わせて葉身を根本から裏側へ折り曲げると、薄い膜状の葉耳が突き出る。ここを口に含んで吹くと、ピーッという高い音を鳴らすことができる。
また、見分けるのが難しいが、シャスタデージーか、あるいはマーガレットか、花びらが白く、中心が黄色の花も見られるようになっている。
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