|
三条庁舎低層棟のアスベスト含有剤除去工事始まる(2006.5.23)
|
|
|
三条市は23日、三条庁舎低層棟下の駐車場に利用しているピロティの天井に吹きつけられているアスベスト(石綿)含有剤の除去工事を始めた。1,100平方メートルの駐車場を4つのエリアに分けて除去工事を進め、7月10日までに終わる。
|
23日始まった三条市役所三条庁舎低層棟下のアスベスト含有剤除去工事
|
最初に除去工事を行うのは、正面玄関を背にして右のエリア。除去前にこのエリアを隔離するため、工事初日の23日は、養生プラスチックシートを敷き、風や第三者の進入を防ぐために足場を組んで白いシートを張って仕切った。
翌24日にエアーシャワーなどを備えるクリーンルームの設置などを行い、除去工事に入る。
|
厳重に仕切られた工事エリア、濃いグレーになっている天井がアスベスト含有剤
|
除去工事は、アスベスト含有剤が飛散しないように天井に粉じん飛散抑制剤を吹き付けてから行い、除去後も念のために天井や養生シートに飛散防止剤をかけて残留したアスベストを固定する。
低層棟のアスベスト含有材は、庁舎建設後に低層棟の床が結露したので、断熱のために吹き付けた。除去工事後は、アスベストを含まない代わりの結露防止剤で仕上げる。工事費は、3873万4500円。
また、三条市体育文化センター(事業費5853万0150円)でもすでに建物内の除去工事を行っており、駐車場部分の除去工事は7月18日から。ほかにも5月の連休明けから三条市下田体育館(事業費1123万5000円)を1カ月ほど使用禁止にして除去工事を行っている。
三条市では、平成17年度に保育所や学校施設を優先して除去工事を行った。今回の庁舎や体育文化センターなどの工事で不特定多数の人が通る場所の除去工事は終わり、今後は消防本部や施設の機械室など特定の人が利用する場所の除去工事を行う。
|