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燕市、子育て支援で第3子に総額100万円支給などの条例案を示す(2006.5.23)
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23日開かれた燕市議会市民厚生常任委員会協議会(斉藤広吉委員長・14人)で小林清市長は、選挙公約のひとつ、第3子誕生で総額100万円の祝い金と子育て支援金を支給することなどを内容とする「燕市すこやか赤ちゃん誕生祝い金等支給条例」(案)について説明した。
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23日開かれた燕市議会市民厚生常任委員会協議会
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出生率を上げるため、第3子以後の子どもにを対象に市が経済的支援を行う条例案。出生時の誕生祝い金と小学校、中学校、高校のそれぞれの入学時に子育て支援金と計4回、支給する。
支給額は、第3子は誕生祝い金20万円、入学時の子育て支援金が小学校20万円、中学校20万円、高校40万円で、総額100万円。さらに第4子は総額150万円、第5子以上は総額200万円と増額になる。
誕生祝い金等支給条例案の支給額内訳
区分 |
第3子 |
第4子 |
第5子 |
誕生祝い金 |
20万円 |
30万円 |
50万円 |
子育て
支援金 |
小学校入学時 |
20万円 |
30万円 |
50万円 |
中学校等入学時 |
20万円 |
40万円 |
50万円 |
高等学校等入学時 |
40万円 |
50万円 |
50万円 |
総額 |
100万円 |
150万円 |
200万円 |
支給対象者は、ことし4月1日以後に生まれ、対象児童の出生日前に1年以上、燕市に住み、住民基本台帳や外国人登録源票に記載、登録されていること。また、市外へ転出したら支給しない。
質疑では市議5人が質問、意見したが、「反対ではないが」、「ないよりはあった方がいいと思うが」と、いずれも支援策の必要性に賛成しながらも、手法について話した。
第3子以後は対象が少ないので第1子でも支給される国の出産育児一時金に上乗せする提案、燕市が先行せずに近郷の自治体と足並みをそろえるとする意見、ほかの子育て支援策の方法の質問などがあった。
同条例案は、6月議会で提案する。平成18年度の事業予算は2,000万円で、これは平成16年度の旧3市町での対象者の実績から算出した。平成16年度の第3子以降の出生は第3子79人、第4子9人、第5子1人だった。
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