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昨年に続いて三条市が中学生対象に木工用工具学習、30日は大島中(2006.5.30)

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三条市は市内9中学校すべてを対象に三条鍛冶道場で「木工用工具学習」を行っており、30日は大島中学校(横山弘校長)の1年生36人が、かんなとのこぎりの使いかたを木工のプロの大工に学んだ。

30日、大島中を対象に行われた三条市の木工用工具学習

30日、大島中を対象に行われた三条市の木工用工具学習

三条は古くから大工道具の産地として知られるが、日常生活では大工道具を使うことはめったにない。子どもたちから三条の伝統産業にふれ、ふるさとを見直してもらおうと、昨年度から木工用工具学習に取り組んでいる。

講師は三条建築組合(梅田均組合長・組合員約170人)が組合員3人を派遣し、学習で使う大工道具は昨年、市内メーカーが寄付してくれ、業界もバックアップしている。

30日は午前10時半から1時間近く、大島中1年生が、のこぎりとかんなの構造や役目、道具の持ち方から使い方などを教わった。

のこぎりの使い方は、実際に角材を切る実技。ほとんど初体験の生徒たちは、腰をかがめ、力を込めてのこぎりを引き、「意外と力がいる」、「大工さんの大変さが分かる」と話していた。

しかし、講師が「音が違うだろう」と手本を披露すると、自分たちとは違うリズミカルな音と軽やかにのこぎりを引くプロの姿に感心していた。