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初めて三条競馬場を会場に三条凧合戦始まる(2006.6.4)
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三条凧協会(早川喜志郎会長)は3、4の2日間、三条市須頃、三条競馬場跡地で三条凧(いか)合戦を行い、三条名物の六角巻凧で合戦を繰り広げている。
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3、4の2日間、初めて三条競馬場を会場に行われている三条凧合戦
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町内や同業者などを母体とする20の凧組が参加。凧糸を絡めて相手の凧糸を切ったり、凧を落として得点を挙げ、2日間の合計得点で順位を競っている。
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上空を優雅に泳ぐ六角凧と裏腹に地上では汗と土ぼこりの人間くさい戦い
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初日3日は抜けるような青空で、最高気温20.6度(三条市消防本部観測)のさわやかな陽気。風向きが変わって凧が国道8号方向に揚がって一時、合戦を中断することもあったが、風不足に悩むことはなく、逆に風が強くて凧が空に張りついたように動かず、凧糸をからめるの苦労することもあった。
凧糸がからんだら、いざ合戦。「よっし!、からまったろ」、「引っぱれっやー!」と怒号のように声を張り上げて糸を引き、鮮やかに上空で相手の糸を切ると「よっしゃ!、3点!、いうことねーなー!」と満面の笑顔だった。
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場内で六角凧の製作実演、販売を行う須藤凧屋
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競馬場跡地を会場にしたのは今回が初めて。たっぷり駐車場もあり、朝からひっきりなしに家族連れなどが来場し、乱舞する六角凧を見上げ、子どもたちは場内で200円から販売している凧を買い求め、昔ながらの凧揚げに熱中していた。
団体で訪れた県内のアマチュア写真家は、「凧もいいけど、こっちの方がおもしろい」と、三条弁でけんか腰で審判団に食ってかかる揚げ師の表情をレンズで追っていた。
翌4日は、合戦は午前9時から11時までと午後1時から4時まで。午前11時からは市内の小学生による「三条凧ばやし」やおとなの「三条よさこい凧ばやし」などのアトラクション、ほかに小凧プレゼントや作切り実演なども行う。3日の各凧組の得点は次の表の通り。
白組 |
午前 |
午後 |
合計 |
三条越路組 |
7 |
15 |
22 |
凧の藤組 |
6 |
22 |
28 |
謙信組 |
0 |
10 |
10 |
一ノ門清正組 |
12 |
11 |
23 |
大町組景清 |
7 |
24 |
31 |
旭組 |
1 |
20 |
21 |
まろみ会 |
1 |
17 |
18 |
東三条五月会 |
9 |
29 |
38 |
三条小町組 |
5 |
10 |
15 |
三武会 |
3 |
17 |
20 |
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赤組 |
午前 |
午後 |
合計 |
市役所凧倶楽部 |
0 |
4 |
4 |
嵐南組 |
0 |
15 |
15 |
雷神組 |
2 |
11 |
13 |
上町組 |
6 |
29 |
35 |
隆青会 |
2 |
20 |
22 |
清友会 |
7 |
16 |
23 |
健青会 |
1 |
18 |
19 |
三龍会 |
1 |
9 |
10 |
西裏館風神組 |
3 |
25 |
28 |
多摩凧連 |
0 |
1 |
1 |
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