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全国削ろう会三条大会に向けて第1回の実行委員会(2006.6.6)
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9月30日、10月1日の2日間、三条市を会場に全国の削ろう会会員約600人が集い、鉋(かんな)の薄削り競技などを行う第19回全国削ろう会三条大会を開くため、三条削ろう会(馬場政行会長)をはじめ、三条市や県、市内の産業団体などが実行委員会を組織し、5日午後3時から三条・燕地域リサーチコアで第1回の委員会を開いた。
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第19回全国削ろう会三条大会に向けて5日開かれた第1回実行委員会
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「削ろう会」は、平成9年に名古屋の宮大工をはじめ大工道具と砥石(といし)を扱う人たちが、台鉋を使って、より薄く、幅広く、長いかんなくずを出そうという競技大会を開き、設立。年2回、削リストと呼ばれる大工や鉋愛好家などの会員が集い、全国各地で開いている。現在の会員数は約3,000人で、競技大会には宮大工やアメリカ、ドイツなどの海外の参加者も含めた競技者だけで約600人が一堂に集う。
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馬場政行会長
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県内では平成12年9月に与板町で第8回削ろう会を開いており、ことしの三条市で2回目。第19回全国削ろう会三条大会では「巧みの心、技、体」をスローガンに、伝統的日本建築の技術の存続と向上、伝統地場産業などのPRを図る。
三条大会の実行委員会は、三条削ろう会と新潟県削ろう会、三条市、三条商工会議所、栄商工会、下田商工会、産業や観光や建設などの各業界団体、三条鍛冶集団、県の関係機関など24の団体で組織。
第1回の委員会では、大会会長に馬場政行三条削ろう会会長、実行委員長に沖野幸平新潟県削ろう会代表、実行副委員長に梅田均三条市建築組合組合長などの役員を決め、概要について事務局が説明した。
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第19回全国削ろう会三条大会ポスター
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会場は、県央地域地場産業振興センターと三条商工会議所。台鉋による薄削り競技をメーンに、関連イベントとして丸太削り、古式鍛錬、鉋仕込み、鋸目立て、子どもの鉋削り体験、鍛冶コンペ、大工道具コレクション展などを行い、地場産品や県外産品などの販売、県内の飲食関連の販売なども行う。
あわせて三条鍛冶道場一周年記念事業として三条鍛冶道場を会場にした鍛冶体験も行う。また、30日夜には競技参加者らとの懇親会をハミングプラザVIP三条で開く。同大会の参加者や一般を含めた目標入場者数は15,000人。
事務局は、ものづくりのまち三条を全国に発信する絶好の機会であり、経済効果も期待されるとして、大会の成功に向けて関係団体などへの協力を求めた。
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