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高橋三条市長定例会見、市役所でのパスポート発給に向けて準備進める(2006.6.12)
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高橋一夫三条市長は12日午前11時から行った定例会見で、10月1日から市役所三条庁舎でパスポートの発給などの事務ができるように準備を進めていることや救急救命センターについて話した。
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12日行われた高橋三条市長の定例会見
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ことし3月に県が策定した「県からの市町村への事務・権限の委譲計画」による対象事務の「一般旅券の発給等に関する事務」に三条市が移譲希望を申し出たもの。
移譲事務として予定されているのは、一般旅券の新規発給、訂正及び増補申請の申請書類の受理事務と旅券の交付等に係る事務、一般旅券の紛失または焼失の届出の受理に係る事務、失効等の理由による返納すべき一般旅券の受領及び還付事務の4つ。
平成17年度は県内で48,250件のパスポートを発給しており、うち半数を超える27,614件が朱鷺メッセのパスポートセンターでの取り扱い。三条市民の発給件数は2,179件だった。
事務移譲後は、三条市の住民基本台帳に登録されている人の申請、交付手続きは、三条市役所でしかできなくなる。
ほかに、5月22日から1週間行った同報系防災行政無線の試験放送について、高橋市長の自宅では放送が聞こえず、放送だけに頼るのは無理とし、水害の危険があるときはラジオも必要で、緊急放送を受信すると自動的にスイッチが入る8,000円ていどのラジオの活用も検討の必要があるとした。
また、救急救命センターの建設に向けて加茂市や燕市が候補地の選定を始めるなど、足並みがそろっていないとの質問には、交通の便などから「県央地域の真ん中がいい」と自身の考えを示したが、候補地は建設が具体化してから考えればいいことで、現実的には建設までまだ時間がかかるとの見方を示した。
一方で核家族化などから緊急性のない救急出動の要請が増え、第三次医療の負担を減らす方が急務で、緊急性を判断して患者を振り分ける10床ていどで24時間、365日対応の救急施設建設を早急に進めるべきとし、近く三条市医師会長とともに県知事に提案することも話した。
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