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25日午前、三条市で水害対応マニュアルに基づく水害対応防災訓練(2006.6.23)
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三条市は25日午前、一昨年の7・13水害の教訓を踏まえて作成した「三条市水害対応マニュアル」に基づいた水害対応防災訓練を昨年に続いて行う。
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25日の三条市の水害対応防災訓練で水害訓練が行われる五十嵐川の篭場頭首工付近
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訓練は、三条市水害対応マニュアルに基づく検証型防災訓練と消防による応急救護所設置訓練、救助訓練及び水防訓練を実施。市はじめ、消防団、自主防災組織、自治会長、民生委員、県、三条署、ライフライン関係機関、五十嵐川沿線の企業など1,300人以上が参加する。
検証型防災訓練は午前中に行うが、災害の発生時刻や被害状況を事前に公表せず、当日になって初めて発表する気象状況や災害の推移によって水害対応マニュアルに沿った災害対応活動を行う。
あわせて、同報系防災行政無線を活用しての訓練を行い、避難準備情報や避難勧告を発令する場合に、市内全域に設置された屋外スピーカーを利用して「訓練、避難準備情報を発令しました」などと音声を放送し、モーターサイレンを鳴らす。
消防の応急救護所設置訓練と救助訓練及び水防訓練は、午前10時半から清流大橋上流の五十嵐川左岸篭場頭首工付近河川敷で行う。今年度、配備した災害支援車による応急救護所の設置、Eボートなどによる救助、土のう積み訓練などを行う。
ほかに、消防の訓練を前に午前9時45分から篭場集会所で五十嵐川沿線の企業を対象にした土のうづくり指導講習会を開催。災害時に土のう積みをする消防団員の後方支援として、土のうづくりなどの協力を五十嵐川沿線の企業に求め、下田地区や三条地区の企業から約50人が参加することになった。
また、今回の訓練では、参加希望がなかったので自治会単位での地域住民の避難訓練などは行われないようだが、三条市では、訓練により市内全域のモーターサイレンを鳴らすのであわてないようにと市民に呼びかけている。
当日、実際に三条市が非常配備体制を取っている場合や大雨・洪水等の注意報・警報が発表されている場合など、災害発生が予測されるときには訓練を中止する。
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