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22日の火事で半焼、水損した三条市丸井今井邸に復旧を願う市民(2006.6.25)
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22日の火事で火が燃え移り、半焼、水損した三条市丸井今井邸には、一日も早い復旧を願って連日、火事の後かたづけをするボランティアや、先行きを心配する市民が訪れている。
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24日、ローターアクトメンバーが丸井今井邸1階の床板をはがして乾燥させた
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22日の出火直後から、三条市丸井今井邸保存会(加藤昇会長)の役員や会員、市教育委員会職員をはじめ、今井邸に事務局をおく三条おやこ劇場や利用者、ボランティアで関る人などが訪れいてる。
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丸井今井邸前の張り紙を見る市民
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翌23日は40人余りが訪れ、湿気を逃がすために1階の床板をはぎ、石灰をまいた。24日は午前中、ローターアクトのメンバーが掃除を行い、背の高い男性が壁や梁(はり)をぞうきんがけし、午後から床下や資料室に扇風機で風を送って乾燥させた。
丸井今井邸は三条市の施設で、管理運営は市民でつくる保存会が行っている。保存会は22日夜に緊急会議を開き、丸井今井邸をできる限りこれまでの姿に近い形での復旧を市長に要望することを決めた。
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火事で燃えた丸井今井邸裏の庭木
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保存会では、丸井今井邸の入り口に「お知らせ」の張り紙をした。火災による休館を知らせるとともに、「今後、復元復旧されることを願って努力していきます。皆さまのご支援をお願いします」とあり、通りがかりの市民は立ち止まって張り紙を読んだり、中をのぞき込んだりしている。
丸井今井邸のひな人形展や茶席に訪れたことのある栄地区に住む年配の女性は「会社員だからたくさんはできないけど、(復旧のために)必要なら寄付もするから一日も早く直してほしい」と話していた。
北海道丸井今井百貨店の畑中社長からも見舞いの電報が届き、企業などからの見舞いも届いている。保存会役員は、今後は三条市の判断になるが、復元の方向でお願いし、来年の三条まつりまでには再開してほしいと願っている。
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