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三条市丸井今井邸保存会が三条市長を訪問、丸井今井邸再建を要望(2006.6.27)
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三条市丸井今井邸保存会(加藤昇会長)は27日、高橋一夫三条市長に22日の火事で半焼した三条市丸井今井邸を「今井邸らしさを残して、現状維持で」再建を要望した。
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高橋三条市長に三条市丸井今井邸の再建を要望する三条市丸井今井邸保存会の正副会長
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午前9時半に加藤会長と副会長3人が市役所を訪れた。加藤会長は「大変なご迷惑、ご心配をおかけしています」と話し、火災後の市職員の献身的な作業に礼を言い、被害を最小限にとどめられたことに感謝した。
22日夜に開いた理事会で、今井邸らしさを残して再建を市に要望することで意見がまとまったことを伝え、さらに、北海道の丸井今井百貨店から何かの時に使ってほしいと寄付されていた100万円やこれまでのイベントなどの浄財を積み立てた丸井今井邸保存基金が300万円以上あり、それらを活用してもなんとか再建してほしいと要望した。
高橋市長は、丸井今井邸は市民の力で買い、大勢の協力で運営されてきただけに、火災には「本当に残念」とする一方、保存会や市民活動に試練を与えられたと思っているとも話し「これでだめになるのか、乗り越えられるのか、乗り越えてやっていければ本物になる」と話した。
高橋市長は「わたしどもも、乗り越えていかなければと思っている」として、今後、復旧費などを検討したうえで要望に応えられるようにしたいと前向きな考えを示した。
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