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30日の夏越しの大はらいを前に神明宮で茅の輪づくり(2006.6.29)
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三条市神明町1、神明宮(三上行雄宮司)では29日朝、境内に茅の輪を作って翌30日の夏越しの大はらいの準備をした。
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30日の夏越しの大はらいを前に茅の輪が完成した神明宮境内
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正月から6月までの半年間の罪けがれをはらう夏越しの大はらい。茅草で作った大きな輪の茅の輪(ちのわ)をくぐると疫病や罪けがれが祓われ、心身が清らかになって、残りの半年を新たな気持ちで迎える古くからの神事。
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さっそくできたての茅の輪をくぐる親子
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神明宮では、ぼんぼりを下げた境内の拝殿前で、午前9時ころから三上宮司ら2人で茅の輪づくりにとりかかった。五十嵐川や信濃川で刈ったカヤを束ねて、両脇にタケを立てた1.8メートル四方の支柱に上から左右対称にしばっていき、1時間半がかりでおとなが立ったまま通られる茅の輪を完成させた。
茅の輪のくぐり方は、まず、前に立って一礼し、家内安全などを祈りながら左回り、右回り、左回りと8の自を描くように3回くぐって神前へと進む。神前では、鐘を鳴らし、2礼2拍で手を合わせて参り、1礼。できたての茅の輪は、境内で遊んでいた1歳の女の子がいちばん乗りでくぐっていた。
神明宮では、氏子らが家族の名前を書いた人形(ひとがた)を受けて、30日午後9時から神事を行う。昔は、人形をひつに入れて、稚児が四方を囲み、太鼓や笛とともに一新橋まで行列して五十嵐川に流していたが、今は環境に配慮して境内で炊き上げを行っている。
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