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三条市民プール敷地内の仮設住宅の撤去作業始まる(2006.7.4)
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あと1カ月余りで設置期限になる三条市内の7・13水害仮設住宅は、入居者がいなくなったところから仮設住宅の撤去工事が行われ、3日から三条市民プール敷地内の仮設住宅で解体作業が始まった。
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3日から撤去作業が始まった南四日町4地内、三条市民プール敷地内の仮設住宅
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仮設住宅は一昨年8月、2年の期限で市内6カ所に設置された。入居者数は、ピーク時の一昨年10月の861人(319世帯)から、今月初めには10分の1の83人(32世帯)に減り、入居者のある仮設住宅は4カ所になっている。
撤去は入居者がなくなった仮設住宅から行っており、最初は、ことし5月末で入居者が退去した北新保地内の仮設住宅(13世帯用)を6月初めから撤去し、すでにさら地になっている。それに続いて三条市民プール敷地内の仮設住宅(21世帯用)は、6月末までに入居者が退去し、3日から撤去工事に入った。
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仮設住宅内部の撤去工事
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4日夕方には浄化槽を掘り起こして撤去し、電気、設備、ハウスのそれぞれ設置したときの業者が解体や除去の作業を行っていた。2週間ほどで撤去工事は終わる見込み。
仮設住宅に設置されたエアコンやガスコンロなどの備品はすべてリース契約で、入居者からは、「ようやく操作を覚えたので譲ってほしい」との声もあったが、リース業者へすべて返却する。
三条市によると、4日現在で7世帯の退去後の行き先が決まっていないが、今月から民間のアパートを探すことにしているという。また、入居者の中で現在、住宅の再建中で退去期限までに完成しない世帯に限って、期限後もある程度の入居を認める考えのようだ。
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